若手も中堅もベテランも助っ人も首脳陣も色んなことを感じながら…

ヤクルト1-5中日

五十嵐の引退試合は、中日に圧倒されるゲームとなってしまった。来シーズン以降を見据えながらのゲームではあるのだが、暗黒期に片足を突っ込んでいるヤクルトと暗黒期から抜け出そうとしている中日との勢いの差がそのまま表れてしまった。五十嵐の引退セレモニー込みで選手も首脳陣も色んなことを感じたゲームになったのではないだろうか?

若手では、高卒ルーキーの長岡、高卒4年目の古賀が先発出場を果たした。長岡は23日のゲームに続いての先発出場となったのだが、打席では柳の1軍レベルのボールに歯が立たず、守備でもミスが出てしまった。それでもファーストストライクから積極的にスイングを掛けることが出来ているということだけでも評価したいと思う。自分が今やるべきことをやろうとしている姿は見ることが出来た。今はこれでいい。
古賀に関しては、来シーズン以降戦力として期待したい選手であるため、もう長岡や武岡とは違ったステージにいる選手である。捕手としての総合力の高さを感じる好捕手という印象なのだが、今シーズンは打撃で結果を残すことが出来なかった。2軍ではある程度対応できているため、伸びしろはあると思うのだが、打撃が課題になっていることは間違いない。もう少し打率を上げることが出来れば、頭を使って野球の出来る選手だと感じるだけに出場機会は増えるはずである。
投手では梅野、寺島も高卒4年目の若手である。五十嵐が引退セレモニーで「先輩に教わったことを後輩に伝えてきた。」旨を語っていたが、梅野、寺島はどういった思いで五十嵐のスピーチを聞いていただろうか?梅野は五十嵐に近い役割を任せられなければならない投手だし、寺島は今シーズンステップアップしたことを来シーズンに活かさなければならない。

スアレス、エスコバーの助っ人勢は、今日のゲームにどんな思いで出場しただろうか?スアレスは木下に走者一掃となるタイムリー2ベースを浴び、3点を失ってしまったが、今日も安定感のある所は見せてくれた。来シーズンもヤクルトでの投球を見てみたい。エスコバーはチーム状況にマッチするほどの数字を残すことは出来なかった。全力でプレーする姿は好きなのだが、年齢的にもチーム状況的にも苦しい立場にあることは間違いない。

青木、坂口らのベテラン勢もチームの低迷に様々な感情が入り混じっているはずである。特にヤクルトの戻ってきてからチームのためにプレーする姿が目立つ青木はどんな思いでゲームに臨んでいるだろうか?目標が見え辛くなった中でも結果を出す辺りは流石である。

首脳陣も来シーズン以降のことを考えながら選手を起用している。あまりに消化試合が多くなってしまった責任や情けなさを感じながらのゲームになっているのではないだろうか?来シーズン以降に立て直すために、チーム作りという部分をしっかり考え抜いてもらいたい。

P.S 五十嵐の引退に関しては先日触れているので今日は特には振れません。過去記事はこちらから→「五十嵐亮太引退
最後まで爽やかでしたね。

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コメント

  1. 超匿名 より:

     二軍で対応出来ているのに、一軍で打てないとなると去年までの塩見が思い浮かびますね。古賀は彼の様にもう少し経験を積むことで打てるようになって欲しいですね。
     中日のリリーフの充実具合はすごいですね。来年はその投手力で優勝しても驚きません。

  2. パイン より:

    古賀は、今年指名の大卒ルーキーと同じ年齢なんですかね。これといった特徴を伸ばすことなくきてしまいましたが、大きな欠点もなく、それなりに経験を積んできていることを活かして安定感があるということも捕手には必要な能力になると思います。もともとは打撃も売りだったんですがね。五十嵐は黄金時代とはいえない時代を支えてくれましたよね。「五十嵐を見に行こう」と妻と一緒に神宮へ行ったのも思い出されます。一方で、中沢のことは現役だったのに、あまり印象に無いようで地味な投手だったなあとあらためて思います。

  3. FIYS より:

    超匿名さんへ

    古賀は経験を積めば、もう少し打てるようになると思っています。

  4. FIYS より:

    パインさんへ

    「五十嵐を見に行こう。」そういうファンの方は多かったのではないでしょうか?魅力の詰まった投手でした。

  5. sabo より:

    古賀が話題ですね。今年は初めかなりチャンスを貰いましたがちょっと打てなすぎましたかな
    スイングも色々試してますが結局一軍の壁ですね
    私はまだ筋肉が足りない気はします。身長の下二桁プラス10キロは欲しい。捕手は柔らかさが求められるから筋肉量を増やすのに恐れがあるかもしれないけど、このまま中村西田が引退するのを待つのか?
    ポジションを奪いに行くには変わるリスクを取る必要もあるのではないか

  6. FIYS より:

    saboさんへ

    古賀はその柔らかさが特徴の選手でもありますからね。身体は徐々に大きくなってはいるので来シーズン以降は戦力として考えたい選手ですよね。

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