小川がしっかり投げていれば…というゲーム

ヤクルト7-8DeNA

ミスが出て負けるべくして負けてしまった前日のゲームがあったため、エース小川でしっかり勝っておきたかったのだが、その小川が4点のリードを守り切れずに2回0/3でKOされての競り負けということで、昨日、今日と投手陣、野手陣が噛み合っていない。ここまで不思議と噛み合っているゲームも多々あったのだが、この連敗によって投手陣と野手陣との信頼関係という部分で多少の不安が見え始めたように感じる。嫌な連敗である。

今日の横浜スタジアムは打者にとってフォローの風が吹くコンディションでのゲームであり、両チームともにバッテリーは非常に慎重に打者と対峙している印象が残った。小川ー中村のバッテリーも初回からメンバーが揃ったDeNA打線に対してよく言えば慎重に、悪く言えば消極的に組み立てている姿が見えた。それでも初回の満塁のピンチを凌ぎ、2回には味方打線が4点という大量援護をしてくれたため、ある程度は試合を作ってくれるかな?と思ったのだが、2回に戸柱にソロホームランを許すと、そこからミスも絡む中でもう2点追加されてしまうと、続く3回にはソトにタイムリー2ベースを浴びて同点に追い付かれてしまう。続く打者は第1打席でホームランを浴びていた戸柱だったのだが、小川はここでマウンドを下りることとなってしまった。結局代わった梅野が戸柱に2打席連続となる3ランホームランを浴びてしまったのだが、今日は梅野よりも小川である。
小川は、前々回の阪神戦でも序盤から阪神打線を止められず、2回0/3でKOされてしまっていたのだが、今日も同じような投球になってしまった。今日に関しては、4点の援護を先に貰っていただけに特に頂けない投球となってしまった。オースティン、ソトが戻ってきたことにより、DeNA打線は確かに怖い打線にはなっているのだが、それにしても強気の投球が影をひそめてしまった。小川自身が自分のボールが走っていないことを感じているからこその慎重な投球なのだろうか?昨シーズンは同じ横浜スタジアムでのDeNA戦でノーヒットノーランを達成しているのだが、今日は明らかにDeNA打線の圧力の前に屈してしまっていた。もう一度しっかり調整し直してもらいたい。
一旦は打線が追い付き、終盤勝負に持ち込むことが出来たのだが、8回に清水が桑原に勝ち越しホームランを浴びてしまった。

打線は、やはりいい形が作れ始めていると感じる。2回の先制点は、塩見、サンタナで作ったチャンスから西浦のタイムリー、2アウト後中村、山田、村上の3連続タイムリーで4点を奪うと、3点を追う6回にはサンタナのホームランで1点を返すと西浦、代打松本友の連打と相手のミスで作ったチャンスで山崎、中村が最低限の仕事を果たし、同点に追い付いてみせた。個人的には昨日のゲームの記事にも書かせてもらった通り、1番塩見、2番青木と組めた方が理想的なのかな?という思いを持っているのだが、各打者が自分の役割を全うしてくれている印象がある。2回の4本のタイムリーも6回のサンタナのホームランも山崎、中村の最低限のバッティングもいい形での得点だったと感じる。

P.S DeNAはコロナ禍による外国人選手の不在もあり、想像以上に開幕直後から躓いてしまいましたが、オースティン、ソトにエスコバー、シャッケルフォードが加わってくるとやはりチームとしての力強さが増しますよね。数字的にはまだ差のある最下位ではあるのですが、現時点でのチーム力ということで行くと、阪神、巨人以外のチームとはおそらく互角以上に渡り合える状況なのではないでしょうか?

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コメント

  1. 超匿名 より:

    巨人戦から流れが変わった感じですね。次は阪神だし、ここでズルズルいくようなら、去年と同じで開幕一月だけの夢だったのかとなりかねない。山田の復調や長打力のある新外国人もいるので、去年よりはマシなシーズンになると思っていますけど。
     チームで唯一完投・完封能力のある小川はヤクルトのエースであるのは間違いないですが、エースと呼ぶには大量失点で崩れる試合が多いですね。各球団のエースと比べると一段格落ち感が否めません。ルーキーイヤーがキャリアハイのまま終わってしまうんですかねぇ。

  2. FIYS より:

    超匿名さんへ

    その小川が登録を抹消されましたね。チームにとって非常に痛いですよね。

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