松野明美

思い出ショートショート⑩

幼少期に印象に残っている長距離選手の1人が松野明美である。小さな体で物凄いスピードで走る抜ける姿が印象に残っている。当時は女子駅伝などの長距離種目が創成期の時代だったようだが、幼少期の私にはそんなことは理解できていなかった。とにかく一際小柄な身体ながら誰よりも速く走る姿に魅力を感じた。当時は女子駅伝の国際大会数多く開催されており、松野の快走を見る機会は多かった。実業団女子駅伝や都道府県対抗女子駅伝での走りも国際大会でも走りも序盤から攻め続ける積極的な走りが松野の特徴だったのではないだろうか?
バルセロナオリンピックの代表は逃してしまったのだが、大阪国際マラソンでの初マラソンでの日本記録更新(同じく初マラソンの小鴨に優勝とバルセロナオリンピックの代表をさらわれてしまうのだが…)のレースはリアルタイムで観戦した記憶がある。最後まで代表を争った有森が銀メダルを獲得したため、陸連の選考は間違っていなかったと思うのだが、個人的には好きなランナーだった松野の走りも見てみたかった。もしバルセロナオリンピックのマラソン代表に選ばれていたら…という想像はしたくなるランナーだった。

P.S 引退後のタレントとして活躍する姿は選手時代とは全く違った雰囲気だったので、そのギャップに驚きました。引退後の姿のギャップという意味では松野明美と松岡修造が特に印象に残っています。

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