今日の菅野は打てない。ビエイラも。

ヤクルト0-2巨人

菅野、ビエイラの前に塩見の内野安打1本に抑え込まれてしまった。正直菅野もビエイラも完璧な出来だったため、どうすることも出来なかったという印象である。力負けである。強いて言うのであれば、昨日勝っておきたかったというくらいである。昨日勝っていれば、また今日の試合展開も多少は違ったのかな?と想像するくらいである。今日のことは切り替えて、明日に向かってもらいたい。

2018年のCSで菅野にノーヒットノーランを喰らってしまった時には、このブログで菅野は絶好調という感じでもなくいつも通りの投球で抑え込まれてしまったという主旨のことを書かせてもらった。当時の菅野のレベルの高さを感じるノーヒットノーランだった。今日に関しては、菅野の調子は今シーズン1,2を争うくらいの出来だったように感じる。ストレートも変化球も質が伴っており、コントロールも抜群だった。球数を投げさせようにも常にストライク先行の投球であったため、隙を見つけることが出来なかった。今シーズンの菅野は難攻不落の印象はなく、今日もここまで抑え込まれてしまうことは想定外と言えば想定外だったのだが、中5日の中で前回から修正を図った菅野の地力の高さに驚かされた。
そして菅野以上に、今後巨人と戦う上で攻略が難しそうなのが、抑えのビエイラである。今日ヤクルト打線を無失点に抑えたことで32試合連続無失点という外国人投手の新記録を樹立したとのことである。MAX166キロを誇る剛腕は、昨シーズンから数字上ではスピードボールに特徴のある投手だということは理解していたのだが、数字の割には打者がボールにアジャストしている姿が目立ち、それ程脅威を感じさせる投手と言う印象はなかったのだが、今シーズンは昨シーズン以上にスピードボールに磨きがかかり、比例してコントロールも安定してきたため、いつの間にやら難攻不落の抑え投手となっていた。今日のゲームも決して簡単なシチュエーションではなかったと思うのだが、打撃技術の高い川端、青木がほぼ何も出来ずに三振を喫してしまった姿を目の当たりにして。この投手に強い脅威を感じることとなった。
やはり巨人は選手層が厚く、穴の少ないチームである。様々な勝ちパターンを形成しており、試合展開によって原監督が柔軟にタクトを揮って試合ごとに違った表情を見せてくれるチームである。相手にとっては、戦いづらいことこの上ないチームである。今日の敗戦で今カードのカード負け越しが決まり、差を広げられてしまったのだが、何とか3連敗だけは避けたいものである。1つでも取り返すことが出来れば今は十分である。簡単なことではないのだが、先発石川の投球と打線の奮起に期待したい。

巨人のことばかり書いてきたのだが、丸の一発以外は、巨人打線を抑え込んだ高橋の投球は見事だった。菅野に引けを取らない投球内容だった。今シーズン1軍に昇格して以降は、ある程度結果を残し続けてくれている。昨シーズンまでのとにかく自分のボールを思いきり投げ込むスタイルではなく、相手打者やゲーム展開を頭に入れた中でメリハリの付いた投球が出来始めている印象である。それだけに丸に浴びた2ランホームランは痛恨だった。今日の出来だったら巨人打線相手でも完封出来るくらいのボールは投げることが出来ていたと思う。次に繋がる好投だったのではないだろうか?

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コメント

  1. JEF九郎 より:

    おっしゃる通りNo Chanceでしたね。この大事な一戦でこの投球ができる菅野が敵ながら天晴れだと思います。今シーズンは調子が悪いと聞いてましたが、まだまだ健在のようですね。さすがでした。

    また、今のビエイラはちょっと打てないですね。一方でデラロサや、一昨日は打ち損じましたが、中川はまだ隙があるので、ビエイラがマウンドに上がる前になんとかしたいですね。

    今日は石川?!好投期待してます。

  2. FIYS より:

    JEF九郎さんへ

    菅野は今シーズン明らかに調子が悪かったですからね。そんな中でのこの投球は素晴らしいですよね。

    ビエイラは打てないと思っていましたが、今日は1点奪って無失点記録を止めてみせましたね。

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