キャンプの振り返り

ヤクルトは27日、沖縄・浦添での春季キャンプを打ち上げた。雨天のため室内練習場での練習後、今季から主将を務める田中浩康内野手(30)が「2013年は長いシーズンにしましょう」とあいさつして締めた。

 小川淳司監督(55)は「天候にも恵まれ、選手の調整も非常にうまくいったと感じています」と納得の表情。今キャンプの採点は95点とし「変わろうという意識でできているのと、対外試合で負けなかったこと」を高得点の要因に挙げていた。
(日刊スポーツ引用)

川端、飯原の怪我での離脱はあったものの明るいニュースの多いキャンプだったのではないだろうか。個人的なキャンプのポイントを挙げていたので振り返りたい。

① 外野手争い
 ・おそらく1つしかないと思われる外野手の枠を多くの選手で争っている。チームのバランスのことを考えると上田や比屋根と言った足を武器にした選手が有利では?と思っていたのだが、今キャンプでは雄平の好調さが目立った。もう一人目立っていた飯原が最後に怪我で離脱してしまったのは残念だったが、昨シーズンに続き良い意味でのレギュラー争いが繰り広げられたのではないだろうか。

② ルーキーは何人生き残る?
 ・ルーキーに関しては本当によく頑張ってくれている。キャンプを終えた時点ではっきりと1軍争いから離脱してしまった選手はいなかった。投手陣では小川の活躍が特に目立った。ノーラン・ライアンばりの豪快なフォームから安定感のある投球を披露してくれている。今後先発テストもあるようなので楽しみである。その他の石山、江村、大場に関してもまずまずの投球を見せてくれている。オープン戦でもチャンスはもらえそうである。
野手陣も谷内、星野ともに現状の実力の中で頑張ってくれていると思う。開幕1軍入りの可能性もまだまだありそうである。

③ 中村悠平
 ・相川がWBCでチームから離れていることもあり、中村が中心となってマスクを被っている。沖縄での対外試合負けなしという結果は少しは自信にしてもらっても良いのではないだろうか?ルーキー星野の存在も刺激になっているようである。

④ 日高、松岡の起用法は?
 ・この2人に関しては、まだ調子が上がってきていない印象である。このまま行けば先発での起用の可能性は低そうである。個人的には日高は先発で起用してほしいのだが、本人の調子が上がってこない限り難しそうである。中継ぎ起用でいくなら早めに本人に伝えてもらいたい。

⑤ 怪我人
 ・川端のキャンプ前半での離脱は痛かったし、この時期の練習不足がシーズンに入ってから影響してくることも考えられる。飯原も含めて同じ失敗を何度も繰り返すようでは一流選手にはなれない。2人とも非常にもったいない怪我だった。

番外編
 ・佐藤貴規と徳山武陽の支配下登録についてはもう少し様子を見なければならない。2人とも2軍ではそれなりの結果を残しているようである。佐藤に関しては3月2,3日に1軍のオープン戦に出場するようなのでこのチャンスを是非活かしてほしい。育成選手に与えられるチャンスはそう多いものではない。佐藤にとっては非常に重要なオープン戦である。

全体を通してみると岩村の復調をはじめとして、非常に充実したキャンプになったのでは?と感じている。

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コメント

  1. パイン より:

    途中経過とはいえ、ルーキーの頑張り、外野、遊撃、三塁、一塁各ポジションの争いは激しく野手の状態はいいですね。

    キャンプの結果、やはり課題は投手ということが、はっきりしたと思いますね。

    まだ計算の出来ない新人は別にして、ポイントに上がっていた日高、松岡に加えて増渕などは起用法以前に、
    1軍の戦力になるのかどうか。
    石川、赤川も、ひと月で万全の状態にもっていけるのかどうか。不安です。
    その他、ケガ人の回復や新戦力の台頭も不透明です。

    良くも悪くも投手の出来次第という気がしています。
    オープン戦の前半はテスト登板を、後半は仕上がり状態を見極めたいと思います。

  2. FIYS より:

    > パインさんへ

    そうですね。とにかく投手陣がしっかりしないことにはヤクルトが勝利を重ねることは難しいでしょうね。日高、松岡、増渕起用法どころかまだ1軍安泰という状況ではないですね。
    石川、赤川に関しては開幕までに調整してくれると信じています。赤川の結果が出ないのは少し心配ではありますが…

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