CS第1戦ヤクルト3-2巨人

CS1stステージ第1戦。2勝したチームが勝ち抜けということで初戦はとても大事である。ヤクルトのオーダーは、昨日私が希望したものとほぼ一緒だったのだが、先発投手が、石川ではなく館山だった。巨人の先発は予想通りルーキーの澤村。
今日は、初回からテレビ観戦できたのだが、館山の調子は最近の調子の中では、良かったほうだと思う。しかしそこは、強力打線の巨人。簡単にはアウトになってくれない。先頭の坂本に11球粘られるなど序盤から館山にプレッシャーをかけてくる。初回、3回と得点圏にランナーを許すが、館山の丁寧なピッチングで得点は許さない。
早く援護したい打線だったが3回まで全くチャンスが作れない。
すると4回、1アウトからラミレス、小笠原の連打で1,3塁のピンチを招くと、続く高橋由にタイムリーを浴び、先制されてしまう。なおも1,3塁のピンチが続いたが、館山が、気迫の投球で、古城、澤村を打ち取り、何とか1点で凌ぐ。その裏ヤクルトも3回に続き先頭の田中浩が、ヒットで出塁し、打者畠山の所でヒットエンドランを仕掛けるが、ライナーでゲッツーと上手くつながらない。
5回には先頭の坂本にフェンス直撃の2ベースを打たれまたもピンチを迎えてしまう。しかし今日の館山はとにかく粘る。寺内を3バント失敗、長野を三振に仕留め、阿部には四球を与えたもののラミレスを打ち取り、この回も何とか凌ぐ。この時点で館山の投球数はすでに98球を数えていた。
その裏ヤクルトは2アウトから、森岡、相川が連打でチャンスを作ると、館山の所で代打藤本を起用する。すると藤本がその起用に応え、センターへタイムリーを放つ。相川は、3塁タッチアウトとなってしまったが、2アウトから下位打線の連打で同点に追いついた。
すると6回からマウンドには村中が上がった。完全にCS用の戦い方である。その村中いきなり小笠原にヒットを浴び、不安がよぎったが、今日の村中は、シーズン終盤空振りが獲れずに苦しんでいた頃とは見違えるピッチングをしてくれた。フェニックスリーグで5回をパーフェクトに抑えたとの報道があり、期待していたのだが、正直ここまでの投球をしてくれるとは思わなかった。6回は小笠原のヒットの後は、3人で打ち取る。
すると6回裏代わった高木から田中が内野安打で出塁すると、青木は小笠原のエラーで続く。ここで巨人は西村を投入するが、畠山は四球を選び、1アウト満塁で宮本を迎える。宮本は低めのボールを上手くすくい上げ、センターに犠牲フライを放ち1点勝ち越す。バレンティンもどん詰まりだったが、ライト前に落としもう1点追加する。
7,8回は村中が完ぺきな投球をし、ランナーすら許さない。3-1のまま9回に突入するが、村中はそのまま9回のマウンドに上がる。簡単に2アウトを取るが、代打大村にホームランを浴び1点差、ここでヤクルトベンチはイムを投入する。すると坂本を1球で打ち取り、ゲームセット。初戦を3-2で制した。
今日は、ヤクルトらしい泥臭い試合をしてくれた。館山は血行障害を患った中、気迫のこもった投球をしてくれた。これだけ威圧感のある巨人打線を前に、ランナーを背負っても冷静な投球をしてくれた。館山ならではの投球だったと思う。
打線も代役森岡の2安打を始め、単打8本で3点を奪うことが出来た。今の打線でこの結果は上出来と考えるべきだろう。打順の変更や、早めの仕掛け、村中のロングリリーフなど、小川監督も思い切った采配をしてくれた。監督自身の開き直りを感じた。
それでも今日は何と言っても村中の好投が1番嬉しかったと共に驚きだった。シーズン終盤怪我もあり、全くピッチングになってなかった村中が、巨人打線を圧倒するような投球をしてくれた。ストレートも変化球も絶好調時と変わらないように見えた。この短期間でどうやって調整したのだろうか?とにかく嬉しい誤算である。これで村中は、先発に復帰する可能性が高くなったのではないだろうか?
その為にも明日も勝ち中日への挑戦権を勝ち取って欲しい。今日の試合に勝ったことで、明日もヤクルトは今日と同じようなメンバーで戦うことができる。しかし、巨人はやはり強い。挑戦者のような気持ちを忘れず、今日同様積極的な野球を見せてほしい。
明日もみんなで応援しよう。神宮球場で応援された皆さんお疲れ様でした!明日も盛り上がっていきましょう!
にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村



野球小僧 2011年 10月号 [雑誌]

中古価格
¥2,099から
(2011/10/16 16:46時点)


アマチュア野球 vol.31 (NIKKAN SPORTS GRAPH)

新品価格
¥950から
(2011/10/16 16:49時点)


週刊ベースボール別冊 2011ドラフト候補選手大図鑑 2011年 10/27号 [雑誌]

新品価格
¥980から
(2011/10/16 16:49時点)




コメント

タイトルとURLをコピーしました