八木VS西野

ヤクルト0-4ロッテ

八木VS西野。共に高卒5年目で今シーズン初めて先発ローテーション入りを果たした期待の若手対決である。試合前までの成績は、八木が9試合に登板し1勝4敗、防御率2.53。西野は9試合に登板して5勝1敗、防御率は2.62。防御率は八木の方が良いのだが、勝敗は八木が1勝4敗に対して西野が5勝1敗と対照的な数字となっている。今日のゲームは八木が4回に崩れて4失点してしまったので、八木を擁護することは出来ないが、今シーズン初めて先発ローテーションで投げる若者にとって勝ち星が付かないというのは精神的にきついのかもしれない。それにしてもこれで5敗全てが完封負けですか。ちょっとしんどいですね。
野球に「タラレバ」は持ち込んではいけないのですが、西野のように勝ち星を積み重ねていたらまた違った結果になったかもしれませんね。(素人考えですが…)

今日も試合を見ていないのですが、両投手ともに序盤3回までは、良いピッチングを見せてくれた。特に西野は3回までパーフェクト、5つの三振を奪う完璧な立ち上がりとなった。一方の八木も3回までに2本のヒットを浴びるもののしっかり後続を断ち、先制点は許さない。

試合が動いたのは、4回だった。先頭の井口に2ベースを許すと、続く今江にレフトポールを直撃する先制2ランホームランを浴びてしまう。井口も今江も0-2と追い込んだとこから仕留めきれずに打たれてしまった。もったいない投球となってしまった。
それでもここまでは許容範囲だったのだが、1アウト後荻野に3ベースを浴びると、鈴木、江村、伊志嶺の下位打線に4連打を浴びてしまい、もう2点追加されてしまう。この失点は頂けなかった。せっかくの3回までの好投を不意にする投球となってしまった。ボール自体がまずまずだったとするとキャッチャーの中村にも反省材料があるのかもしれない。次回の登板で今日の反省を活かした投球ができるかどうか、八木ー中村のバッテリーの奮起に期待したい。
0-4と差が付いた5回からマウンドに上がったのは、プロ入り初登板となる木谷だった。11年ドラフト組の投手は、昨シーズン育成の金伏が1試合投げるだけに終わっていたのだが、今シーズンは古野、徳山に続いて木谷も1軍デビューを果たすことが出来た。
木谷は結果的には3回を投げ、被安打2与四死球1の無失点という投球を見せてくれた。映像で見ていないため、何とも言えないのだが、一球速報を追っているだけでは良さが分からない投手である。勝手なイメージではもっとシュートを上手く使う投手だと思っていたのだが、一球速報でシュートの表記はなかった。ストレートの球速表示もそれほど出ていないため、何が良いのかよく分からないのだが、どんな感じだったのだろう?ストレートを動かすタイプの投手なのだろうか?古野、徳山、木谷。まだどっこいどっこいと言ったところだろうか?それでも初登板で3イニングをしっかり無失点で抑えたことは評価しても良さそうだ。

打線は西野の前に7回まで畠山の1安打に抑え込まれてしまう。それにしてもここの所こういう試合が多すぎる。このままではいつかノーヒットノーランでも喰らってしまいそうである。それでも牧田、岸に抑え込まれた西武戦に続いて、今日も終盤に見せ場は作って見せた。
8回に1アウトから中村、比屋根、山田の3連打で西野を引きずり降ろし、1アウト満塁のチャンスを迎える。ここでロッテはルーキー松永をマウンドへ上げる。ヤクルトは森岡に代わって代打宮本を送る。シーズン前からこのブログに書いてきたように今シーズンの宮本の起用法としては大事な場面の代打や守備固めになれば…と思っていたのでこの起用法はOKなのだが、点差が4点あったことを考えると川島もしくは相川でも良かったかなと…(まあこれは完全な結果論ですが…)
さて代打宮本の結果はと言うと最悪のピッチャーゴロダブルプレー。ということでここで万事休す。結局0-4で敗れてしまった。

八木はとにかく早く白星が欲しい。もう援護がないとか言ってられない。次回の登板に期待しよう。交流戦で1つ勝っておきたい。

打線は悪いながらも粘りが出てきている。明後日からは神宮での楽天戦である。前回同様田中将大は投げてこない。2連勝がノルマである。投手陣を少しでも楽に投げられるように援護してもらいたい。

P.S ロッテの西野はいいですね。育成で入団し5年目で頭角を表したということで新たな育成の形を見せてくれていますね。一昔前まではプロ球団は育成が苦手なんてことも言われていましたが、この西野の場合、大学、社会人に進んでいたらどうなっていたのでしょうか?プロ野球ファンとして興味深い選手であることに間違いありません。アウトコース、インコースをきっちり付けるコントロールと切れ味鋭いフォーク、スライダーは素晴らしい。言い過ぎかもしれないが、現レッドソックス上原の巨人時代を思い起こさせるような投手である。
ヤクルトも08年ドラフト組は、今日の八木を含めて奮闘してくれています。即戦力ではない高卒の選手をドラフトで獲得し、大きく育てる戦略が上手くいけばヤクルトもまだまだ戦えると思うのですが…この話題はまたドラフトが近付いてきてからにしますかね。

そしてもう一つ今日は江村兄弟の対決がありましたね。今日は兄ヤクルトの江村将也が弟の直也を打ち取りました。ご両親はさぞかし嬉しい場面だったでしょうね。

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