2013年ヤクルトのドラフト(2)

ドラフト

小川監督の辞意表明の報道があったが、正式発表があるまで待ちたいと思う。

ということで今日は先日に続いて2013年のヤクルトのドラフトについて書いてみたい。「2013年のヤクルトのドラフト(1)」では上位指名が予想される3人の投手について触れたのだが、今日は、それ以外のヤクルトの補強ポイントについて触れていきたい。

昨年は個人的な補強ポイントを3つ挙げさせてもらった。
①即戦力中継ぎサウスポー②サイドスロー、アンダーハンドなどの変則中継ぎ投手③小技が効きしっかり守れる内野手の3点である。
昨年のドラフト指名選手を見ていくと、①に関しては、ドラフト4位の江村が該当し、③についてはドラフト6位の谷内が該当していたかと思う。②については該当者がいなかった。昨年補強ポイントとして挙げた3つの項目に関しては今年も補強ポイントに含まれてくると思われるのだが、昨年同様私なりに今年の補強ポイントを3つ挙げてみたいと思う。
①5,6年後を担うエースと長距離砲②即戦力投手③内野のリーダー候補の3点である。基本的には昨年のドラフトポイントとほぼ同じですかね(笑)それでも①については昨年とは違ったポイントになっていますかね。

①については今年から3年計画くらいで目ぼしい選手を獲得していければ良いのかな?という感じなのだが、ここのところ高卒投手の指名と長距離打者候補の指名が少なかったために最重要補強ポイントとして挙げさせてもらった。
高卒のエース候補ということで言えば村中、増渕、由規、赤川の「ドライチ4兄弟(死語)」が伸び悩んでいる中で今年は八木が先発ローテを守る活躍をしている。しかしそれ以降の年代の投手としては、平井、田川しかいない状況である。年齢的なバランスを考えると素材型の投手であっても指名があっても良いかと思われる。
まずは昨日の記事にも書いたように松井(桐光学園)が獲得できれば良いのだが、獲得できなかった場合でも最低1人は指名しておきたい。しかし今年は甲子園出場組にグッと来るような投手が少なかったため、個人的に「この選手を獲得してほしい!」と強く感じる投手はいない状況である。それでもドラフト本やネットで情報を収集する中では二木康太(鹿児島情報)、平良拳太郎(北山)、東方伸友(浜田商)辺りはドラフト3位以降で獲得できるようなら狙っても面白い存在になるのかもしれない。試合での投球をしっかり見たことがないので何とも言えないのだが、おそらく3人とも時間をかけてじっくり育てることが必要な投手だと思う。育成力が試される選手達である。
そしてもう一つ将来チームの中軸を任せられる長距離砲が欲しい所である。しかしこの長距離砲という項目についてはアマチュア球界でも不足気味であり、獲得が難しいことも確かである。ヤクルトはこの長距離砲という分野に関しては外国人選手に頼り切った状況である。長距離砲で獲得し戦力になっているのは直近でも96年ドラフト2位の岩村と2000年ドラフト5位の畠山くらいである。2人とも10年以上前のドラフトで獲得した選手である。そろそろ日本人大砲を本気で育てなければならない状況ではないだろうか?しかし今シーズンのドラフトで完成度の高い長距離ヒッターは皆無である。(私の中ではT-岡田、中田翔、筒香嘉智、大田泰示、高橋周平、大谷翔平辺りが超高校級の選手というイメージである。この中でヤクルトが獲得に向かったのは高橋周平のみ。※大田、大谷に関しては指名しても入団しなかった可能性が高いが…)
それでも面白い存在だなと感じるのが園部聡(聖光学院)、内田靖人(常総学院)、岡大海(明大)辺りである。園部、内田に関しては、守備、走塁でそれほど見所がなく、バッティングを伸ばせなければそれまでの選手である。それだけに逃げ場がなく首脳陣も迷うことなく育てることが可能なのではないかと思う。特に園部はホームランを量産しない限りは生き残れないタイプの選手だと感じるので本人が強い覚悟を持ってプロ入りするなら育てがいがある選手ではないだろうか?
岡は二刀流が話題になったが、この選手は完全に野手だと思う。この選手に関しても大学生のドラフト候補としては完成度は決して高くなく育てるのは難しい選手に感じるが、日米大学野球で見たバッティング技術に非凡なものを感じさせた。
この①の項目に関しては、来年の方が完成度の高い選手が多い印象もあるので、ドラフトの流れによっては来年以降に持ち越す可能性もありそうである。

②に関しては、先日のブログに書いた大瀬良(九州共立大)、秋吉(パナソニック)辺りが上位候補として名前が挙がるだろうか?3位以降を見据えた場合にはやはり即戦力リリーフ投手と言うことになりそうなのだが、こちらも候補者は少なそうである。基本的には昨年同様サウスポーとサイドスロー、アンダースローなどの変則系の投手の指名が良いのでは?と感じるのだが…
サウスポーでは昨年も名前を挙げた大城基志(JX-ENEOS)、宇田川雄一郎(三菱自動車岡崎)、高校時代から個人的に好きだった隈部智也(Honda熊本)辺りはどうだろうか?
大学生では岩貞祐太(横浜商科大)、小出智彦(近大)辺りが短いイニングならもしかすると通用するかな?といったところだろうか?
サイドスロー、アンダースローではやはり秋吉亮(パナソニック)が頭一つ抜けている印象があるが、その他ではプロ入りの意思があれば30歳となる濱野雅慎(JR九州)も超即戦力として面白そうだ。また若手ではパワー系サイドスローの荒西祐太(Honda熊本)も勢いがある。
名前を挙げた投手は個人的な好みであるのだが、サウスポー、サイドスロー、アンダースローに関しての指名はあっても良いと思う。

③に関しては非常に難しい項目である。宮本が引退を発表した中でその後を継ぐリーダー候補がいないのが現状である。(田中浩が引き継ぐのが一番収まりは良さそうなのだが…レギュラー獲得も怪しい状況である。)
個人的に一番強く推したいのは渡辺諒(東海大甲府)である。今年の高校生野手のNo1と捉えている。三拍子揃っており、様々なタイプの選手に化ける可能性を持った選手だと思う。リーダーと言った意味では10年先の選手だと思うのだが、野手では最も欲しい選手である。
その他ではリーダータイプかどうかは正直分からないのだが昨年も名前を挙げた渡邉貴美男(JX-ENEOS)はチームに必要な存在になれそうである。この項目に関してはこんな選手がいますよ!というのを皆さんから教えてもらいたいと思っている。

ドラフトの記事に関しては、好き放題書かせてもらっているので賛否あるかと思いますが、ご了解頂きたいと思います。またこんな選手がヤクルトに必要なのでは?この選手は面白い!という選手がいればどんどんコメント頂きたいと思います。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村







コメント

  1. のえる より:

    お前のせいだ
    お前のせいで阪神はまけた
    失せろ

  2. FIYS より:

    > のえるさんへ

    いえいえ。そんな力はありませんよ。

  3. trefoglinefan より:

     日本ハムに渡辺を取られた際、もの凄く悔しい思いをしました。西浦とは雲泥の差です。杉浦もアレですし東明の方が活躍しています。東明はどうか分かりませんが、良い投手は数多く居るのに対して、良い野手は数が少ないのですし、ウェイヴァ順で2番目というのを考えれば、14番目でも良い投手はまだ残っていたと思います。藤浪を外した時点で残った投手は外れ1位も2位も一緒と、割り切るべきだったと思います。
     日本ハムは抽選で外しまくった割に、本当にいいドラフトになったのと好対照でした。
     この年のドラフトで唯一まともだったのは、ここであがった秋吉で、流石ですね。このブログに上がっていない選手を指名しても、外れなのがとてもよく分ると思います。

  4. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    このブログを書き始めてからのドラフトの中ではこの時のドラフトが1番納得が行ったドラフトだったんですけどね…杉浦獲得は正直嬉しかったですよ。

タイトルとURLをコピーしました