接戦で勝ち切れず、3連敗。

ヤクルト2-3DeNA

先発の村中を始め投手陣は良く粘ったのだが、打線が12安打で2得点と昨シーズンを思わすような拙攻の連続で3連敗となってしまった。オールスター後4連勝でもおかしくないゲームが続いたのだが、結果は1勝3敗である。ホーム神宮でのゲームだったことを考えると頂けない3連敗となってしまった。実力不足である。

村中は前回のDeNA戦でいいところなく打ち込まれてしまい、即2軍落ちとなっていたのだが思いのほか早く帰ってきた。今日は6回を被安打4与四死球2の2失点とゲームを作ってくれた。それでも以前の村中の姿からするとまだまだと言った内容だったのではないだろうか?投球の軸となるストレートの威力がイマイチなため打者に粘られてしまい、球数が多くなってしまう場面が目立った。これが現在の村中の実力だろう。それでも丁寧に投げ続け、6回を2失点にまとめられたのは良かったのではないだろうか?
私の中で村中への期待は大きいためどうしても高い理想を求めてしまうのだが、これからは今ある持ち球の中で出来る限り失点を減らしていくタイプの投手にモデルチェンジしなければならない時期に差し掛かっているのかもしれない。村中が現実とどこまで向き合えるだろうか?

リリーフ陣ではソフトバンクから移籍してきた山中がいきなりの起用に応えてみせた。個人的には新垣がリリーフで先発をするとしたら山中かな?と感じていたのだが、どうやら新垣を先発で起用し、山中はリリーフで起用するようだ。山中は社会人野球での経験も豊富であるためどんな役割でも器用にこなしてくれそうだ。アンダースローということでやはり左打者対策が課題になってきそうだ。個人的には好きなタイプの投手だけに今日の好投は嬉しかった。

今日は筒香一人にやられてしまった印象が強いのだが、江村が浴びたホームランは非常にもったいなかった。正直江村は昨シーズン以上に良いボールを投げてくれていると思うのだが、今日の筒香に浴びたホームランはおそらく失投だったと思う。上手い具合に1-2と追い込んでいただけに後はボールになるスライダーを投げ込みたかったのだと思う。それが甘く入ってしまった。江村のようなタイプの投手が最もやってはならない投げミスである。せっかく良いボールを投げているのだからどんどん首脳陣にアピールしてもらいたいのだが…

打線は今日も繋がりを欠いてしまい、12安打を放ちながらも2点止まりという効率の悪い攻めを見せてしまった。前半戦の振り返りの記事にも書いたのだが、私は小川監督が1点でも多く点を獲りに行く野球にシフトチェンジしたことを評価していたのだが、何故かここに来て昨シーズンのような1点を獲りに行く野球に逆戻りしてしまった印象がある。今日も初回に山田がヒットで出た後2番の森岡に簡単に送らせてしまうシーンがあった。こういう攻撃をするのなら打撃好調の森岡を2番に置く必要性はないはずだ。やはり意図が分かりづらい采配である。その後はエンドランなどを積極的に絡めた攻撃を行っていたのだから、今後もどんどん積極的に仕掛けてほしい。
それにしてもこれで井納には5敗目となってしまいました。全く打てないといった雰囲気ではないのだが、今日もチャンスでもう一本が出なかった。この井納まだまだ安定感がなく、隙はあると思うのだがそれでもボールを低めに集めている部分を見ると「流石10勝投手だな。」と感じる。もともと良いボールを投げる投手だと感じていたが、今シーズンは丁寧さが加わってきている。それでも0勝5敗というのはいくらなんでもやられ過ぎである。

チャンスを潰す中で9回にDeNAの守護神三上から森岡のタイムリーで1点を返し、その後川端の2ベースでチャンスを広げたのだが、最後はバレンティンが代わった加賀に打ち取られゲームセットとなってしまった。バレンティンを歩かせて塁を埋めてから雄平勝負かな?と思っていたのだが、DeNAベンチは加賀対バレンティンの勝負を選んだ。加賀は対バレンティンに絶対の自信を持っているようだ。あのサイドからのスライダーにバレンティンはかなり手こずっている印象がある。(古い話になるが巨人の斉藤VSパリッシュを少し思い出した。)「バレンティンキラー加賀」DeNAにとっては貴重な戦力だろう。

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コメント

  1. k より:

    DeNA戦はふがいない試合が続いてますね、同じ投手に5連敗で同じチームに7連敗と弱いチームの典型ですよね。監督のコメントも同じようなものばかりで何かを変えようとか意気込みが首脳陣からも感じ取れないです。
    今日の試合も見ても細かいミスがありました、森岡の2つの走塁ミスが勝敗を分けたと思います。ヒットで出た森岡が川端の右中間真っ二つの2塁打で目測を誤り2塁ベース手前で減速してしまい相手の中継ミスもあったのに福地コーチは止めて結局は0点、最終回も2塁に上田を置いてタイムリーヒットを打ち本塁クロスプレーで黒羽根が転倒している間に2塁へ進塁が出来たはずなのに見とれてしまい、その後に川端の2塁打が出ただけに、もったいないプレーでありサヨナラになったかもしれない2つのミスでした。

    ここのブログでも小川監督の左右病を指摘している記事を多く見ますが、本当に何とかならないのでしょうかね、たくさんヒット点が出てもが取れないのもこういう打順が影響していると思わざるえないですね。

  2. FIYS より:

    > Kさんへ

    森岡の走塁ミスが痛かったのですね。最終回の走塁に関しては内野を中継してのプレーでしたのでもし2塁まで進めれば好走塁と分類される場面だったかと思います。しかし川端の2ベース時の走塁はミスに分類されるものだったのでしょうね。
    走塁、守備と記録に残らないミスが多いのも今シーズンのヤクルトの特徴ですね。

    打線は前半戦上手く回っていたのですが…故障者も出る中で監督自身が迷ってしまっているように感じます。交流戦前に好調だった打線を交流戦の2戦目にしていじってしまったのが、今シーズンのポイントだったのかもしれませんね。

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