ソフトバンクが日本一

SMBC日本シリーズ第5戦(ソフトバンク1-0阪神、ソフトバンク4勝1敗、30日、ヤフオクドーム)王手をかけていたソフトバンクは、阪神に1-0で勝ち、対戦成績を4勝1敗とし3年ぶり6度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本一に輝いた。八回に松田宣浩内野手(31)が中前に適時打を放ち、摂津-森-五十嵐-サファテの4投手で完封リレーを決めた。阪神は九回一死満塁の絶好機を作ったが、西岡が守備妨害を犯し、試合終了となった。
(サンケイスポーツ引用)

阪神も良く喰らいついていたと思うが、単純に実力差を感じるシリーズとなった。投手陣も野手陣も選手の駒数が違っていた。ソフトバンクの強さが際立つシリーズだったのではないだろうか?

ヤクルト戦を観戦するように真剣には見ていなかったのだが、ソフトバンクの武田や大隣、摂津の投球は素晴らしかったし、リリーフ陣も森ー五十嵐ーサファテとしっかり勝利の方程式が出来上がっていた。野手陣に関してもタレント揃いであり、このソフトバンクを倒すことは今の阪神には厳しかったのかもしれない。
セ・リーグでは巨人が補強と育成を絡めて強いチームを作っているが、パ・リーグではこのソフトバンクが補強と育成を上手く絡めて常勝軍団を築きつつある。資金力のある球団が育成にも力を注いでチーム作りを始める中でヤクルトのような資金力のないチームはどうすれば巨人やソフトバンクに勝てるのか知恵を絞らなくてはならない。
ヤクルトファンからするとソフトバンク、阪神ともにリリーフ陣と守備陣が安定しており、最下位に終わったヤクルトとの差を感じた。実力差はあったと思うが、阪神が喰らいつくことが出来た大きな要因の一つに守備力というものがあった様な気がする。特にセンター大和の守備範囲の広さとショート鳥谷の堅実な守備は印象に残った。ソフトバンクの今宮の守備範囲の広さも凄いのだが、鳥谷のグラブ捌き、打球に対するときの力の抜き方は非常に上手かった。鳥谷の守備は少年球児のお手本になるのではないだろうか?

ソフトバンクではやはり五十嵐が気になった。メジャーで苦しんだ後で日本球界復帰となったのだが、しっかりモデルチェンジし、チームに欠かせないリリーフ投手になって見せた。ヤクルトファンからすると高卒2年目のシーズンにほぼストレート一本で押し切るスタイルで1軍のマウンドに登場したことを覚えているため、現在のコントロールの良さとナックルカーブのキレ、投球フォームの工夫などは五十嵐の努力の跡が伺えて感慨深い気持ちになってしまう。(デビューしたての頃は本当に150キロを超える剛球以外にはコントロールがバラバラだったフォークといわゆるしょんべんカーブと呼ばれるようなほぼ使い物にならないカーブくらいしか投げれなかった印象が残っている。その未完成な部分に大きな魅力も感じたのだが…)

何はともあれソフトバンクホークスの選手、首脳陣、球団関係者、ファンの皆様おめでとうございます!

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コメント

  1. sabo より:

    古田兼任監督引退の時に絶対に来年復帰するからあと1年だけ待ってくれるよう直訴したという情に厚いエピソードがあります

  2. FIYS より:

    > saboさんへ

    そのエピソードは知りませんでした。古田に育ててもらった部分も大きかったでしょうから恩返しをしたかったのでしょうね。

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