沢村賞は金子千尋

オリックス金子千尋投手(30)が27日、先発完投型の日本ナンバーワンの投手に贈られる沢村賞に選出された。

ほっともっと神戸で会見した金子は「先発投手をしている中で、沢村賞は目指すところでもあったので」と喜んだ。

球団初の快挙でもあった。今季は16勝(5敗)、防御率1・98で2冠に輝き、チームの2位躍進に貢献。昨季は沢村賞の選考基準7項目をすべてクリアしながら受賞を逃していた。

金子は「昨季みたいに全ての項目をクリアしたわけじゃないが、自信になります」と話していた。(日刊スポーツ引用)

金子千尋に関しては、昨年も記事にしていたのでこちらから→「金子千尋に注目

昨シーズンは沢村賞の選考基準をすべてクリアしたものの田中将大が圧倒的な数字を残してしまったため沢村賞には選ばれなかった。今シーズンは7項目中5項目のみのクリアとなってしまったが、それでも素晴らしい成績を上げたと思う。2年連続でこれだけの成績を残せたことが素晴らしい。MAX150キロを超えるストレートに多種多彩な変化球をしっかりコントロールすることが出来る。その日その日で軸となるボールを変えながら、バッターへの配球も変えながらゲームを作っていく様は見事としか言いようがない。
近年の沢村賞受賞者の中ではダルビッシュ有に似ているかな?といった印象があるが、1試合で使う球種の多さとコントロールの良さは金子の特徴のように思う。(ダルビッシュは何と言ってもストレートの威力が凄まじい。)

今シーズンは優勝こそ逃してしまったが、これぞエースの投球をシーズンを通して見せてくれた。プロ入り前に右ひじを痛めるなど決して身体が強いタイプの投手という印象はないのだが、投げられる状態であれば完投数も多く、イニングもしっかり食える印象がある。
決して目立つタイプの投手ではなかったが、沢村賞の獲得で一気に知名度を高めそうである。パ・リーグに個性的なエースが勢ぞろいしていた時代にオリックスに現れた地味な怪腕金子千尋。現役NPBプレーヤーの中で名実ともに№1投手となったと言って良いのではないだろうか?
今後の活躍にも期待したい。

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