ヤクルト2-5DeNA
8回に小澤が佐野、牧に連続ホームランを浴びるなど3点を失ってしまい、結果としては2-5というスコアでの敗戦となってしまったのだが、今日は吉村が初回に2点を失いながらも何とか粘り、打線も2点を追いつき、「勝敗を語れる」レベルの試合には持ち込んでみせた。こういったゲームに持ち込んだとしても勝てる確率が高い訳ではないのだが、それでもこういったゲームを少しでも増やし、その中で1つでも勝ちを拾っていきたい。地力に差がある中で勝利を手にすることは非常に難しいことである。
先発の吉村は、試合開始が40分遅れるコンディションでも初回は簡単に2アウトを取り、このまま乗っていけるかな?という雰囲気もあったのだが、そこから佐野に2ベース、牧にタイムリーヒットを許してしまい、1点を失うと宮崎にもヒットを許し、続く松尾にはタイムリー2ベースを浴びてしまい、2アウトから4連打で2点を失ってしまった。カーブにしっかりスイングを掛けて捉えた佐野、牧の打撃技術の高さを称賛した方が良いのかもしれないが、この2本のヒットでリズムを崩してしまった部分があっただろうか?今のヤクルトにとって初回の2失点は非常に重いものになってしまう。先日の小川もそうだったのだが、2アウトランナーなしからの失点は出来る限り減らさなければならない。
しかし今日の吉村は、2日以降強力DeNA打線を相手に粘りの投球を披露してくれた。6回は指が攣るアクシデントもあったが、治療後投げ切り、6回2失点でまとめてみせた。序盤は球数が多めだったのだが、最終的には6回100球という球数に落ち着かせてみせた。一歩間違えば大量失点という場面もあったのだが、最後は気持ちの部分も含めて主戦投手らしさを感じさせてくれた。
2-2の7回から継投に入り、7回は星が無失点で切り抜けたのだが、8回は小澤が佐野、牧に連続ホームランを浴びるなど3点を失ってしまった。佐野の打席では、追い込みながらも高めのつり球の要求に対してストレートがど真ん中に入る失投で勝ち越しホームランを許したことにより、意気消沈してしまった部分もあっただろうか?明確な投げミスだっただけに小澤も悔やんでも悔やみきれない一球になってしまったと思われる。この回の3失点でゲームは決まってしまった。
今は、勝ちゲームの9回は石山ということしか決まっていない状況であるため、首脳陣も継投に頭を悩ませているだろうし、選手も準備が難しいのではないだろうか?それでも今出来ることを精一杯行っていく他ない。
打線は、2点のビハインドがある中で何とかDeNA先発石田裕に喰らい付いてみせた。3回は相手のエラーと中村のエンドラン成功で0アウト1,3塁のチャンスを作ると吉村のバントがダブルプレーになる感に三塁ランナーの赤羽が生還し、1点を返してみせた。中村の打席は次の打者が吉村であるため、送りバントを選択することは現実的ではなく、最終的には動かざるを得ない状況での仕掛けにも感じたが、何とか成功し、チャンスを広げてみせた。吉村のバントに関しては、おそらく1アウト2,3塁を狙いつつ、三塁ランナーの赤羽には「行けたら行け」というような策だったのではないか?と予想する。赤羽の走塁が中途半端となってしまい、石田裕の判断によっては、得点できない可能性があったのだが、石田裕は二塁へ送球し、ダブルプレーを完成させることを優先した。今のヤクルトにとっては、どんな形でも得点することが大事であるため、私個人としては、ラッキーな形で1点が入ったと捉えている(DeNA側から見れば1点を与えてもまだ1点のリードがあるため、今のヤクルトのチーム状況を加味して考え、ダブルプレーを狙う方が先々戦いやすくなるという思いもあっただろうか?)。
4回は、2アウト1,2塁の場面で赤羽が石田裕のスライダーに何とか喰らい付くと打球は牧のグラブを弾きセンター前へ転がるタイムリーヒットとなった。1アウト1,2塁で岩田、赤羽のバットに期待する他ない状況は、正直苦しい部分もあるのだが、ここは赤羽がバットで役割を果たしてみせた。
その後6回、7回と岩田のヒットや澤井の2ベースも絡む中でチャンスを作ったのだが、チャンスで一本出すことが出来ず、勝ち越し点を奪うことが出来なかった。
今のメンバーを見渡すと簡単に得点出来る状況ではないため、仕方ない部分もあるのだが、ここ最近、盗塁、エンドランの企図が増えていることは気になっている。積極的に仕掛けていると言えば聞こえは良いのだが、連打や長打での得点があまり期待できない状況にあるため、仕掛けざるを得ない場面が多くなっているように感じている。正直ハイリスクな策を使わざるを得ない状況であり、明日以降も非常に厳しいゲームが予想される。
選手個人に注目すると思わぬ形でチャンスが巡ってきている澤井が昨日、今日と結果を残してみせた。おそらく澤井は現段階でもかなり試行錯誤しながらバッティングを作っている段階ではないだろうか?個人的にはホームランバッターとして期待したい気持ちが強いのだが、今のスイングは打球に角度を付けるものではなく、タイプ的には茂木のようにガツンとぶつけて強烈なライナーを飛ばす打撃に特徴がある打者になりそうである。また今は、インコースはある程度捨てて真ん中から外のボールをしっかり捉えようとしている部分があるように感じる。自分の長所を活かしながら、出来ることに集中することは大切なことである。まだまだ温かい目で見守っていきたいレベルの選手だと思う。
明日の予告先発は、下川ーバウアーである。下川の2軍のスタッツを見るとかなり苦しいゲームになることが予想されるが、それでも勝利に対して貪欲に戦ってもらいたい。
今のヤクルトは「弱い。」だからこそ強い気持ちを持って前向きに戦ってもらいたい。弱くても勝ちに行くことを忘れてはならない。
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