若手と助っ人!そして石山!1勝を噛み締める。

2025試合結果


ヤクルト4-1西武

交流戦の事前記事で書いた通り、今シーズンの交流戦は6勝12敗でも「御の字」と言いたくなるようなチーム状態にあると思っている。そして、西武はパリーグの中では戦いやすい相手だと感じていた。その西武に3連敗となってしまっては、交流戦で6勝することも現実的に苦しくなってくると感じていた。それだけに何とか1つ勝てたことにホッとしている。1つ勝てたからと言ってチーム状況が好転するような状態ではないため、とにかく1試合1試合目の前のプレーに集中してもらいたい。私は一ファンとして一つの白星をじっくり噛み締めたい。

今日のスタメンは、1番センター西川、2番レフト宮本、3番ファーストオスナ、4番DHサンタナ、5番サード北村拓、6番キャッチャー古賀、7番セカンド武岡、8番ライト澤井、9番ショート伊藤というオーダーとなった。昨日に続いて高津監督をはじめとする首脳陣の苦悩が伝わってくるオーダーとなった。DH制ならでは組み方だとは思うのだが、3,4,5番以外は、どういった意図でこういった並びになったのか聞いてみたくなるようなオーダーとなった。
そんなゲームで気を吐いてくれたのは、若手と助っ人だった。0-0で迎えた3回の先頭打者として打席に入った伊藤は、西武先発菅井のストライクを取りに来た初球のストレートを完璧に捉えると打球はレフトスタンドに飛び込むプロ入り初ホームランとなる先制ソロホームランとなった。サヨナラ打を放った時にも感じたのだが、数字以上に雰囲気を持った選手だと感じる。180㎝という高身長であることも見栄えの良さに繋がっているのかもしれないが、身体能力の高さも感じさせてくれる選手だけに伸びしろがたっぷり残っていそうである。甘いストレートとは言え、初球からしっかり強振したところに、打席に入るまでの準備がしっかり出来ていたことを感じさせてくれた。伊藤にとっては、今後のプロ野球人生を送る上で自信となる一打になったのではないだろうか?そして首脳陣も伊藤の打撃面をどう育てていくか?という部分に置いて、ターニングポイントとなるような一打になったのかもしれない。
ここまで得点力不足に悩んでいたヤクルトだったのだが、3回は伊藤のソロホームラン一本では終わらず、2アウト1塁からサンタナがレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを放ちもう1点追加してみせた。14試合連続2点以下と貧打に苦しんでいたため、ソロホームラン一本に終わらず、もう1点追加出来たことに妙な違和感を感じてしまった。
4回には2アウトランナーなしの場面で澤井にソロホームランが飛び出した。菅井の投球に多少タイミングが取れていないかな?という雰囲気もあったのだが、カウント2-0というバッティングカウントから豪快なスイングで仕留めてみせた。今日のホームランは周囲が期待する澤井像を具現化してくれたような一発となった。
5回は四球で出塁した西川を宮本がきっちり送り、続くオスナが詰まりながらもセンター前へ運ぶタイムリーヒットを放ち、1点を追加してみせた。無駄のない流れの良い攻撃となった。
伊藤、澤井という若手の一発と主軸を張るサンタナ、オスナのタイムリーで久々に4得点を奪ってみせた。

投げては先発のアビラが7回で97球を投げ被安打2与四球1の1失点としっかり試合を作り、初勝利を上げ、連敗ストップの立役者となってくれた。前回の投球では抜けるような軌道のボールも目立ち、まだ日本のマウンドとボールにアジャストすることが出来ていないのかな?という印象があったのだが、今日はストレート、ムービング系のファストボール、緩急を使うカーブ、チェンジアップと多様な球種を器用に操ってみせた。他球団に比べると西武打線自体多少迫力に欠ける部分はあるのだが、それでも今日のアビラは常に主導権を握った中で投球することが出来ており、高く評価することが出来る投球内容だったように思う。ゴロアウトが多かったこともアビラの調子の良さを示しているように感じる。
大柄な身体に似合わず、マウンド周りの動きも機敏であり、今日唯一の失点となってしまったワイルドピッチの場面でもしっかりホームカバーに走ることが出来ていた。こういった細かいプレーをしっかりこなせるところは好印象である。このまま日本野球に上手く慣れていってもらいたい。
8回の星の投球に関しては、危うさもあり、次回以降も「8回の男」として任せるには怖い部分もあるのだが、何とか無失点で切り抜けると、9回はヤクルトリリーフ陣で唯一安定感を感じさせる石山が西武打線をわずか7球で三者凡退に片付け、しっかり試合を締め括ってみせた。3点差があるとは言え、チームは7連敗中であり、石山自身も登板間隔が空き、難しさはあったはずである。そんなシチュエーションでもいつも通りの投球を披露してくれた石山に大きな拍手を送りたい。決して簡単な登板ではなかったはずである。

連敗は一旦は止まったが、明日以降簡単に勝てるなどとは全く思っていない。だからこそ今日の1勝をしっかり噛み締めたい。




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感想(5件)




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コメント

  1. grass より:

    ようやく勝てました〜。

    いきなり話は逸れますが、昨日の放送の副音声の真中さん。9回裏、あとアウトふたつでようやく苦しい連敗が止まるというところで、いきなり鼻毛の処理の話題。「この大事な局面で、なんでお前の鼻毛の話を聞かなきゃならんのか」と思いつつも、真中氏曰く「ここで石山の投げる一球一球に、集中してヒヤヒヤするよりは、バカな話をしてテキトーに見てる方が、案外、すんなり終わるもんですよ」。
    で、実際、3人で終わらせると、真中氏が「ほらね」。
    まさか真中の副音声に、観戦術(のひとつ)を学ぶとは。
    あそこで逆転負けでも喰らおうものなら「お前が鼻毛の話なんぞしてるからだ!」とのお叱りを受けたであろうことは、とりあえず置いておくとして。

    勝って良かった。

    失礼しました。

    ※過去の分、この先の分も含め、このコメントはいらないなと思ったら、どんどん削除してくださいね。お願いします。

    • fiys より:

      grassさんへ

      真中氏のバランス感覚の良さには驚かされますね。ポーカーフェイスで通した監督時代も今振り返ると凄いバランス感覚だったなと。

      今の所コメントを消す理由が見付かりません。今後ともよろしくお願いします。

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