山中2発に沈む。でもやっぱり課題は打線だな…

ヤクルト2-4中日

山中はゲレーロに浴びた3ランが痛すぎた。しかしチームの不調の根本の原因はやはり打線である。今日も元気がなかった。

山中はどちらかというとフライボールピッチャーのため、一発の危険性とは隣り合わせなのだが、今日はランナーを溜めた中でゲレーロにホームランを浴びてしまった。また試合が落ち着いてきた中での伏兵松井雅のホームランも痛かった。ホームラン自体は仕方ない事なのだが、試合の流れ、チーム状況を考えると致命的な2被弾となってしまった。
地方球場豊橋でのゲームという事もあり、多少投げにくさなどもあったのかもしれないが、調子自体はそこまで悪くなかったはずである。中日打線の状態も決して良くはないため、やはり7回4失点という数字だけ切り取るともったいなく感じる。ゲレーロに関しては、調子も良くなく、前回の対戦時も山中にタイミングが合っているようには見えなかったため、そこまで怖いバッターではないと感じていたのだが、高目のストレートをものの見事に捉えられてしまった。山中のようなアンダースローの投手はキューバでもメジャーでも珍しいはずなのだが、今日はしっかり対応されてしまった。前回の対戦で多少は球筋を見極められてしまったのだろうか?今日はこの一発が全てだった。
それにしても山中に勝ちが付かない。ここまでの登板は全てそれなりに先発投手としての役割は果たしてくれている。それだけに早く1つ勝ち星をプレゼントしたいのだが…打線の状態は上がってこない。

その打線は、今日は中日先発のジョーダンの前に沈黙してしまった。ジョーダンはストレートも変化球もキレがあり、一定のコントロールも有している総合力の高い投手だと感じているのだが、昨シーズンは打ち込む事が出来ていた。しかし今日のゲームではほとんどチャンスを作ることさえ出来なかった。8回にチャンスを作り、ジョーダンが降板してから山田に2点タイムリー2ベースが飛び出したのだが、反撃もここまでだった。打線の状態は深刻である。
それでも8回に山田が三ツ間から放ったライトフェンス直撃の2ベースヒットは素晴らしいバッティングだったと思う。山田はこれまで外角のストレートに手が出なかったり、振り遅れてしまう場面が目立っていたのだが、今日は初球の外角ストレートにしっかり反応し、逆方向に強い打球を放つことが出来た。これが復調の兆しとなれば良いのだが…どうだろうか?

打線の状態は深刻であるため、すぐに打線が繋がるとは思えない状況である。それであればヒットが打てなくても得点を獲る方法を考えていかなければならない。山田、バレンティンに頼りたくなるのは分かるのだが、その2人が不調であるため、どうしても得点力不足に泣いてしまう状況にある。どのようにして1点を奪うのか?という部分をチームで共有し、選手は自分の役割に徹してもらいたい。投手陣が好調を維持しているのだから大量得点は必要ない状況である。状況に応じてバント、盗塁、エンドランなど機動力を使い分けながら相手にプレッシャーを掛けていきたい(ここ数年ヤクルトがやってきた野球とは方向性が違うため難しい事は重々承知しているのだが…)。

P.S オーレンドルフが2軍落ちした中で誰が1軍に上がってくるのか注目されていたのだが、首脳陣はギルメットを選択しましたね。打線の状況と畠山の離脱を考えるとグリーンが上がって来る可能性が高いのかな?と思っていたのですが…グリーンは何かアクシデントがありましたかね?それともリリーフにルーキ、ギルメットを配置する事で投手陣に厚みを加えることを最初から考えていましたかね?
ギルメットは初登板で打ち込まれてしまってはいるのですが、2軍ではまずまずの投球を披露しているだけに「ダメ外国人」のレッテルを貼るのは早過ぎるはずである。

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コメント

  1. 匿名 より:

    攻撃のポイントは5回でしょうか
    1アウト2.3塁で打者山中(結果三振)、最近なかなか点が取れていない状況なので代打もありだったかな?と思いますね。
    そこまで山中は4回3失点ですから悩むところではありますが、
    今うちの打線が普通に戦って3点取るのはかなり厳しいです、
    点の取れる可能性があるところでは思い切った采配が見たいですね。

  2. k より:

    マウンドが低い地方球場では山中のようなアンダースローは角度がつかないから打たれたのは仕方ないですね。
    問題は打線なのですが今年のヤクルトは投手がいいと言われますが、どこのチームも防御率は大して変わらないのでヤクルトが特に良い訳でもありませんし打つ方も広島が抜けてますがチーム打率はどこも250切ってますから原因は得点の取り方に問題がありますよね。特に盗塁が少なく打てないのでランナーを進めず、そのまま打たせて併殺が多くなってるのが原因だと私は思ってます(川端がいないので左打者も少なくこれも要因の1つかなと)
    例えば山田・バレンティンの並びだとバレンティンが勝手に打つので山田が走られなかったりするので足の速いランナーの次は左打者にするとか打線を組むときに配慮が足りないですよね(左打者の方がキャッチーが見ずらいのは分かってることですし)
    優勝した年のような野球が真中野球だと思いますが主力の年齢もあがり自分の育てた選手中心の起用では既に限界が来たかな感じますね。
    投手がいいから上がり目はあると見てましたが他のチームもいいので5月に入っても打線の状態あがらないと選手の気持ちも折れるので連敗を繰り返す危険性がありますから野球を変えないといけないと思いますが・・・・(高田監督のようにあからさまに批判も目立つようになりそうですね)

  3. sabo より:

    うーん、、、ジョーダンからとにかく出塁出来てないのが苦しいです
    打順はこれでベストにしか思えないし
    投手が完璧な投球するしか勝てる雰囲気にならないですね

    チームの意識も守り勝つということで統一されてると思うし今は中村の調子がそのまま勝敗に結びついてる気がするので彼が冷静でいれば勝てます、、、多分

  4. 井野ファン より:

    山田、バレンティンがWBC後遺症でなければ、こんなことにはなってない。
    不調の彼らを起用し続けてもかまわないから、今はルーキを諦め、グリーンを起用したりして何らかの刺激を与えてもらいたい。
    山田らの復調にも、なにかしらのきっかけが必要になるのは間違いありません。

  5. FIYS より:

    > ーさんへ

    5回の山中の打席は難しい場面でしたね。私だったら真中監督同様そのまま山中を打席に送って、山中が打てなくても続く坂口に期待していたと思います。
    しかしあまりに点が獲れていないため、何らかの仕掛けは必要ですよね。

  6. FIYS より:

    > kさんへ

    確かに低反発球時代とまではいかないものの今シーズンはここまで「投高打低」の印象が強いですね。その中でどのようにして得点を奪いにいくかチーム内で考える必要はありますよね。山田は元々盗塁企図数が多いタイプではないので個人的には数字に惑わされず価値ある盗塁、走塁を徹底してもらいたいと感じています。

  7. FIYS より:

    > saboさんへ

    打てませんね。山田、バレンティンの状態が少しでも上向くと良いのですが…

  8. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    グリーンは昇格しませんでしたね。アクシデントでなければ良いのですが…

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