カラシティーがブキャナンに続く。快勝!

ヤクルト7-2中日

カラシティーが先発転向2戦目で先発投手としての初勝利を上げてみせた。個人的には完全にリリーフタイプの投手だと思っていたのでここ数試合の長いイニングの投球内容に驚いている。リリーフ時代に比べてコントロールに苦しむ場面が減り、投球のテンポも良くなっている。そしてバッティングでも昨日のブキャナンに続いて2安打を放つなど、投打に渡って大活躍となった。

カラシティーの投球内容が激変した要因は何なのだろうか?この辺りはしっかり試合を見れていないため分からないのだが、リリーフから先発に転向してメンタル的に楽な気持ちで投げられるようになったのが要因なのか?一旦登録抹消され、2軍でテクニカルの部分で修正を入れた事が要因なのか?カラシティーの特徴を活かしたリードが出来るようになったのが要因なのか?それともその他に要因があるのか?どの辺りに変化があったのだろうか?
それにしても完全なリリーフタイプの投手が日本で先発として開花するというケースはあまりないのではないだろうか?正直私は未だにカラシティーの役割と原の役割は入れ替えた方が良いのではないか?という思いを持ち続けているのだが、カラシティーが先発で結果を残し続けるのであれば、近いうちにそのような気持ちはなくなるのかもしれない。首脳陣はカラシティーのどの部分に先発適性を感じ、配置転換を行なったのだろうか?このまま先発としてある程度活躍を続けるようであれば、首脳陣の選手を見極める目も賞賛されるべきだろう。

打線は昨日に引き続き、西浦、青木の1,2番コンビが機能した。初回は西浦が2ベースで出塁すると続く青木は高目のストレートを強振し、打球はそのままライトスタンドに飛び込む2試合連続のホームランとなった。見事な先制パンチだった。3回はカラシティーがヒットで出塁した後、西浦が2ベースを放ちチャンスを広げると、ここで青木が左中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち、試合の流れをグッと引き寄せてみせた。結局青木はもう1本ヒットを放ち、2試合連続の猛打賞と固め打ちで一気に打率も3割近辺まで上げてきた。テクニックと力強さを持ち合わせた打撃は、36歳にしてまだまだ衰えていない事を感じさせてくれる2日連続の猛打賞となった。
そして西浦もようやく長いスランプから抜け出し、自分の打撃の形を掴んだように感じる。力強い打球が増えており、このまま行けば1番ショートの座を奪い獲ることが出来そうである。1年遠回りをしてしまった印象はあるのだが、ようやくその潜在能力を開花させようとしている。昨日、今日の2試合続けての快勝はブキャナン、カラシティーの投打に渡る活躍があったからこそではあるのだが、西浦、青木の1,2番コンビが機能した事も同じくらい大きかったように感じる。

交流戦の不調を多少は引きずるのかな?と思った首位広島がリーグ戦開始後無敗で逃げており、首位とのゲーム差は縮まっていないのだが、今週はホーム神宮球場でのゲームが続くだけに粘り強く勝ちを拾い続けてもらいたい。

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. JEF九郎 より:

    カラシティーの成長が目覚ましいですね。26歳という若さに注目し、更にバーネットの例からも今年〜来年は我慢んかなぁっと思ってましたが、しっかり戦力になってくれてますね。他チームは序盤戦のデータが仇になり、暫くは攻略しかねる気がします。(そういう点では青木も序盤戦と打って変わり、インコースを上手く打ててますね)

    更にカラシティーに関しては、ブキャナンの存在が大きいと思います。遠い異国の地で生活して行くにあたり、プレー面で良きお手本となり、精神的にも良い影響を与えてくれているかと思います。
    もっと言うと外国人が過ごしやすい雰囲気は昔からのチームの伝統ではありますが、バレンティンの存在も大きいかもしれませんね。

    ※ 昨日7回位からチラッと観戦して来ましたが、ブルペンで投げる石山の投球に惚れ惚れしました。疲労が心配されましたが、2戦休めたのは非常に大きいと思います。

  2. k より:

    カラシティーが先発として計算たつとAクラスも夢ではなくなってきましたかね。
    インタビュー聞いていてもブキャナンとの関係も良好で相乗効果がありますよね(ブキャナンの次にカラシティーのローテ順も影響してきますね)次はビジター広島ですがブキャナン・カラシティーで番狂わせありそうな雰囲気ですね。
    あと個人的にカラシティーが変わった点では技術的には変わってなくカットボールを多投してることと右打者への外狙った球がシュート回転して真ん中に入ってくるのが減ったかなと、長い回を投げるので力みがなく力で抑えなくなったのが要因かなと感じてます(リリーフ向きかはメッセンジャーと同じように日本では先発で成功するタイプなのかなと、また原樹理は相変わらず投げミスが多いのでしばらくはリリーフでしょうね)
    打つ方は西浦と青木・投手が活躍してますが山田・バレンティンがもう少し後ろに繋ぐ意識ないといけませんね(二人ともボール球に手を出しすぎ)個人的には3・4番の並びは昨年から機能してないように感じてるので4番5番とかの方がいいのかなと(OPS高いので理想ではありますが)逆に川端5番になってから彼の良さが消えて目だってないので川端3番が良いかなと。
    次は石川と笠原なので接戦予想ですね、リリーフ勝負ならヤクルトな分があるので粘れれば3タテ狙えますね(ナゴヤドームでの借りを返さないとプロとはいえないので)
    石川はアルモンテ・ビシエドに逃げたら負けなのでインサイドの真っ直ぐを投げ込めるかですかね、笠原はだんだん良くなっている印象なので山田とバレンティンがチャンスで打てるかですね(西浦・青木が状態いいので、川端3番にして欲しいですが・・・・)

  3. 井野ファン より:

    カラシティーはどっからどう見ても先発タイプでしょう。まだ若いし、打撃もいい、球も重い、充分に期待できます。
    入団時はまさか先発やるとは思わなかったです。
    来年も残留してもらいたいね。

  4. FIYS より:

    > JEF九郎さんへ

    ヤクルトは外国人選手が働きやすい環境を作るノウハウを持っているのでしょうね。それにしてもカラシティーがこのような形で戦力になるとは思いませんでした。

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    カラシティーはメッセンジャーのようになってくれればありがたいですよね。ヤクルトの過去の外国人選手で言うとガトームソンやロマンみたいなタイプですかね?

  6. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    私は先発で活躍する姿は予想出来ませんでした。驚いています。

タイトルとURLをコピーしました