カタールワールドカップについて少しだけ

サッカー

いよいよワールドカップカタール大会の開幕が明日に迫ってきた。私自身、昔はサッカーも代表戦中心に熱心に観戦していた時期もあったのだが、ここ10年程は、仕事もある中で観戦する機会は限られてきている。またJリーグ、海外リーグへの興味も薄れてきているため、今回のワールドカップについては、私自身が持ち合わせている情報量があまりにも乏しい。昨日の「アメトーーーク」を見て、楽しく基本を押さえたくらいである。それでもスポーツ界の一大イベントであるため、このブログでも開幕前に日本代表について少しだけ触れておきたい。

日本は、グループEに入り、ドイツ、コスタリカ、スペインと戦うことになっている。この中で上位2位までに入らなければ決勝トーナメントに進むことは出来ない。ワールドカップでの優勝経験国であり、今大会でも優勝候補の一角に挙げられるドイツ、スペインと同組ということでどう考えても厳しいグループに入ったと思われる。
今大会は中東カタールでの開催であり、異例の11月、12月の開催となっている。ヨーロッパリーグはシーズン真っ只中であったり、気温が非常に高かったりと、選手にとってはコンディション作りが非常に難しい中での大会であり、どのチームもコンディションという面では課題を抱えているはずである。そして、ヨーロッパリーグがシーズン中ということで、多くの国が、代表メンバーを揃えての活動に時間を多く割くことが出来ない状況で大会を迎えなければならないという事情がある。これまでのワールドカップの常識が通用しない大会になる可能性があり、こういった部分がどういった国にプラスに働くかという部分は、始まってみなければ分からないと思われる。
日本のようにチームとしてのまとまりを重視する伝統がある国にプラスに働くのか?それても個の能力に勝る強豪国にプラスに働くのか?どちらに流れが傾くだろうか?
日本に関しては、先程も触れた通り厳しいグループに入ったと思われるのだが、それでも日本もここ30年で一気に力を付けてきた国であり、ドイツやスペインにとっては不気味な存在にはなっているはずである。初めてワールドカップに出場を果たした98年のフランス大会とは世界での立ち位置も変わってきている。逆に言えば相手がなめてかかってきてくれる可能性は低いと思われる。それでも日本代表は決勝トーナメント進出、ベスト8進出といった目標を崩さずに戦ってもらいたい。
森保監督は、批判されることが多い監督ではあるのだが、今の日本代表は、海外組がほとんどというチーム構成であり、代表としての活動時間を多く持てない中で、それでも何とか4年間で森保監督が実行したいサッカーを作り上げることは出来たと思われる。富安、遠藤、板倉、三苫、浅野らのコンディションがどの程度まで戻るか?という大きな不安を抱えてはいるのだが、前線からの組織的な守備がハマれば、ドイツ、スペイン相手でもある程度の勝負が出来るのではないか?という期待感もある。スピードとスタミナに優れた前田を1トップに置き、前線からの守備を徹底し、敵陣でボールを奪ってからテクニックとスピードに優れた攻撃陣でビッグチャンスを作り出したいという意図はあるのではないだろうか?個人的には、ロンドンオリンピックでスペインを破る大金星を挙げたようなゲームが理想だと感じている。あの時はトップに快速FWの永井が起用され、守備面で大きな役割を果たしてくれていた。今回はその役目を前田が担い、前線からの組織的な守備で相手チームを崩していきたい所である。
おそらくは、ドイツやスペインが相手でも90分間引いて戦うような消極的なゲームにはならないと思うのだが、前線からの守備がハマらなければ大敗を喫してしまうこともあり得ると思う。そのリスクを冒してでもドイツ、スペイン相手にも勝ち点を取りに行かなければならない。2014年のブラジル大会で「死の組」を勝ち上がったコスタリカも侮れないだけに厳しい戦いになると思うのだが、それでも私は日本代表に、そして森保監督に期待したい。森保JAPANの集大成となるゲームを見せてもらいたい。

P.S 長野県民という目線で行くと、前田大然、シュミット・ダニエルという元松本山雅戦士が日本代表としてワールドカップメンバーに選出されたことに喜びを感じている。両選手ともに山雅でプレーしていた頃から「個」として抜けた存在だった。日本代表でも堂々とプレーしてもらいたい。

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