投手陣の粘り

ヤクルト2-1中日

先発の石山を含めて投手陣が良く粘った。正直采配面には言いたいこともあるのだが、先日のDeNA戦もそうだったのだが、投手陣が粘れば終盤の逆転劇も可能ということを示してくれたゲームだったと思う。

石山はやはりリリーフの時と先発の時で違った顔を見せてくれる。私が想像していた以上にクレバーな面を持った投手なのかもしれない。初回から中日打線に粘られ、苦しかったと思うのだが、崩れずにしっかりゲームを作って見せた。相川のリードもあると思うのだが、緩いカーブを上手く使い投球のアクセントとしていた印象が残る。6回で102球という投球数は少し多いし、100球に近付くと球威も落ちてくる部分はあるのだが、先発転向後それなりに試合を作れている部分は評価したい。来シーズンに向けてしっかり先発投手として調整をすれば面白い存在になってくれそうである。今シーズンの松岡のようにならないように首脳陣にもしっかり役割を決めてもらいたい。
リリーフ陣は今日に関しては細かい継投が当たった形となった。7回松岡、8回を中澤ー秋吉、9回をバーネットで無失点抑え込み、チームの逆転勝ちを呼び込んだ。皆しっかりと自分の役割を果たしてくれた。上手く継投できたのだからケチをつけるのもどうかと思うのだが、やはり8回の中澤ー秋吉のリレーはあまり好きではない。今回に関しては、中澤がしっかり2人の打者を抑えてくれたから良いものの、ランナーを出してしまうことも頭に入れての采配なのだろうか?疑問が残る。先日の中日戦でも同じような場面があったのだが、イマイチ意図が分からない。大島対策だとしても大島がそこまで左投手を苦手としている印象がないし、中澤もいわゆる左キラーという印象がない。それなら8回の頭から秋吉で良いと思うのだが…それでもプロ入り1年目の後半戦からパッタリ通用しなくなってしまった中澤がリリーフに活路を見出し、復調してきていることに関しては、嬉しい限りである。

打線はランナーが出ても点が入らない。いわゆる消化試合モードに突入してしまっている。チームの勝利のために繋ぐバッティングに欠けてしまっている印象が残る。それでも個々人で言えば3番で起用された飯原が2安打を放ったり、雄平が決勝打となる2点タイムリーを放つなど見所はあったと思う。
どうやらバレンティンがシーズン終了を待たずに帰国するというニュースも飛び込んできているため、外野でレギュラーを狙う選手たちはアピールするチャンスである。特にここの所好調を維持している飯原は来シーズンに向けて是非とも結果を残しておきたいところである。

采配に関しては、8回の畠山の送りバントが気になった。0アウト1塁から畠山に送らす采配は個人的にはありえない。それでも小川監督が消化試合モードに入ってしまった選手達に「あくまでも勝利を目指して戦おう!」というメッセージを飛ばすための送りバントだったとするならば多少は納得がいくが…どうだったのだろうか?

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