久保攻略!新垣3勝目!も終盤もたつく。

ヤクルト8-6DeNA

オールスター明け最初のゲームは序盤から苦手久保を攻略し、理想的なゲームだったのだが、6回からミスも絡んで失点を重ねてしまい、結局はオンドルセク、ロマン、バーネットの力を借りるゲームとなってしまった。

先発の新垣は、初回に筒香に同点2ランホームランを浴びてしまったが、その後は自らのタイムリーヒットも含む味方の大量援護に守られ、スイスイとイニングを重ねていった。味方のミスも重なってしまい、7回を投げ切ることは出来なかったが、6回2/3を被安打5(被本塁打2)与四死球1の5失点(自責点3)という数字が残った。特質すべきは、その球数の少なさである。6回終了時で77球というのは新垣にしては相当少ない印象である。前半戦を終えて相手チームも様々なデータが残っていると思うのだが、今シーズンの新垣の変化に対応してきていると考えられる。今日のゲームに関しては、点差が開いてしまったこともあり、DeNA打線が雑になった部分もあったと思うのだが、それだけではなく新垣を今までの荒削りな新垣とは違った新垣と認識して対戦に臨んでいる部分があるのではないだろうか?
今日の新垣もカットボールを多投し、DeNA打線を封じてみせた。右バッター左バッター関係なく打ち取る術を会得したのではないだろうか?新垣のピッチングの幅は明らかに広がっている。出来れば今日の試合展開であれば7回まで投げ切って欲しかったのだが、昨シーズンまでの新垣の事を思えば十分な内容の投球だろう。後半戦は前半戦以上に期待できるのかもしれない。

序盤で大量リードを奪っていただけに出来れば助っ人外国人3人衆は温存したかったのだが、ミスも絡んだ中で結局は3人ともに登板することとなってしまった。回跨ぎとなったオンドルセクは8回に掴まり、1アウトも取れないまま降板となってしまったが、その後を任されたロマン、バーネットが完璧な投球を見せてくれた。このゲーム展開で負けてしまうようなことがあれば非常にダメージの大きなゲームになったことが考えられるだけにロマン、バーネットの2人は今日のゲームのMVP級の働きをしてくれたと思う。

打線は畠山が復帰したことによってオーダーも思い切って変更してきた。
1番比屋根、2番川端、3番山田、4番畠山、5番雄平、6番大引、7番デニング、8番中村、9番新垣と組んできた。1番にスピードのある比屋根を置き、2番川端、3番山田と並べ、より攻撃的に行こうとする姿勢が先発オーダーから感じられた。個人的には現メンバーで考えれば好きなオーダーである。このオーダーが見事にハマり、初回からDeNA先発の久保を打ち崩してみせた。初回は比屋根、川端、山田の3連打などで2点を先制し、2回には6安打を集中し、新垣の2点タイムリーと山田、畠山、雄平のタイムリーで一挙5点を上げてみせた。苦手久保を相手に2回で7得点と見事な速効を見せてくれた。2回で久保を引きずり降ろしたため、そのまま大量得点に繋げていきたかったのだが、その後は6回に0アウト満塁のチャンスを逃すなどチャンスで後一本が出ず、中村のタイムリー以外は得点を上げることが出来なかった。17安打を放っていただけにもう少し加点し、リリーフ陣を楽にさせたかったのだが、これ以上を望むのは酷だろうか?
しかし後半戦初戦に畠山が戻ってきて、真中監督も2番に川端を配置することで攻撃的に戦っていこうとする姿勢を打ち出してくれたことは良かったと思う。明日も苦手の三浦が相手だがどんどん攻撃的に攻めていってもらいたい。

P.S 7回の雄平のプレー(インプレー中に客席にボールを渡す。)はあまりに集中力に欠けたプレーでしたね。山田の落球も新垣の好投に水を差すプレーだったのですが、雄平のプレーはちょっとあり得ないプレーでしたね。勝てて一安心ですが…反省してもらいたいプレーでしたね。

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コメント

  1. K より:

    序盤からバントせずに真中監督らしいビジターでの戦い方で暑い中でも攻撃陣に勢いがつく勝利でしたね。
    ただ終盤に追い上げられて明日に嫌な流れを相手に渡してしまったのは反省点で、特に雄平の珍プレーは失点にも繋がり明日明後日はミスした分をお釣りがくるくらい取り返してくれないと困ります(前半戦の野手陣では逆MVPでしたしね)
    あと中村に大きい当たりがでたのは良い傾向ですね、毎年本塁打を打っていたのに今年は0ですから2・3本は出そうなんですけどね。
    それとオンドルセクは7月入ってから調子落としているので間隔空けてあげないと炎上する可能性がありますね。(球に力がないような感じです)
    川端の2番が後半戦のカギになりそうですね、明日の三浦をこの打順で攻略すれば大きな攻撃の形になりますし小川も全然勝ててないですから後半戦のスタートダッシュに大事な1戦になりそうですね。

  2. sabo より:

    守備のミスは問題外として3回以降ももう少し得点したかったですね
    2番川端はかなり良いと思います。シーズン中盤になりどのチームの好投手も疲労からか安定を欠いてきましたから、安易にバントで1アウト与えるよりも攻めた方がチャンスがありそうです。

    あとは明日の小川になんとか復活してほしいです。今年はフォークが決まらないことが多いですがチェンジアップや縦のスライダーが良い日も結構あるので、とにかく色んな球種を試してみることです。
    フォームやクイックがしっくり来てないのかもしれませんがマウンドに立ったら気にせずコントロールは無視してストレートと変化球のキレで勝負すべきと思います。明日の相手は横浜で三浦とくれば自然とストライクゾーンが不利になる可能性が高いのだから際どいところを攻めて見逃し三振なんて狙うよりも荒れてもボールの威力で攻めるべき。

  3. ケマル より:

    何はともあれ後半戦の初戦を勝利、嬉しいですね。

    ただ休養期間は充分あったはずのオンドルセクが3安打もあびたのが気になります。
    おそらく2戦目も接戦になると思いますので、中継陣に頼る事になると思います。

    真中監督がどういう継投策で挑んでいくのかが勝敗の鍵になりそうですね。

  4. trefoglinefan より:

     真中監督は二死無走者から4人も3人も変わらないと、まさか思っておられた訳ではないですよね。いくら何でも高津コーチがそう判断されないと思いますが。イニングをまたぐと「投げる時間が長くなる」というのが一番の問題で、オンドルセクには特に良くないみたいです。もし7回の二死から4人にしたいのなら、ロマンを使うべきだったでしょう。
     8回にロマンがやった仕事こそ火消しで、3点もリードしているのなら、例えば秋吉あたりがピンチを招いてから、ロマンを使ったと、置き換えができる場面です。実際に普段からもっとやっていいです。確率的にロマンを使わなくてはいけなくなる場面など、そう多くない筈なのですから。たまたま昨日は必要となったと思うことができないのでしょうか。
     そもそも7回のあの場面でオンドルセクを投入など本来はあり得ません。新垣が本塁打を打たれた後、更にピンチを招いたのでしたら分かるのですが。左が続くのですからこういう時こそ中澤を使って、連打を浴びたらオンドルセクなりロマンなりに代えれば良いのです。中澤が打たれる確率が例え5割でも、連打なら0.25。中澤はこれっぽっちも抑えられないのでしょうか。こういうことをやらないから、いつまで経っても外国人3人頼みから脱却できないのです。
     もし「火消し」という概念があれば、昨日のような慌ただしい継投をしなくて済んだ筈です。

  5. 真中監督 より:

    いやー、なんとも不甲斐ない感じの勝ち方でしたね…笑
    3回以降は得点機をほとんど活かせずに、終盤追い上げられる…
    この試合を見に行っていた人は、相当ヒヤヒヤしたでしょう。

    それにしても、やはり終盤3回を任せられるピッチャーがいるの大きい!
    特にロマン、バーネット!
    この二人の安心感、安定感は素晴らしい!
    昨日も流れが完全に横浜に行っている場面で、2人はパーフェクトリリーフを見せてくれました。(まぁ、相手打線にロペスというナチュラルストッパーがいるのも大きいのですが笑)
    この3人のおかげで、7回時点で勝っていたら、まぁ大丈夫だろうと思えますね!
    今年の補強で1番大きかったのは大引や成瀬ではなく、この3人を揃えられたことですね!完全に結果論ですがw

  6. trefoglinefan より:

     私は川端1番がいいと思うのですが、1番打者に走れる選手を起用すれば、2番もいいと思います。内野安打率が大島に次いでセリーグ2位であることは述べましたが、そもそもゴロ率59.0%でセリーグ1位。ということはエンドランをかけるに最も相応しい打者ということになります。
     因みにランナーが出てからの走塁能力(スヒード・スコア)は上田が梶谷に次いでセリーグ2位。ですから上田1番、川端2番は一番攻撃的であると思います。上田が怪我のうちは比屋根(スピードスコアがチーム内2位でセリーグ8位)1番、川端2番はある意味合理的と言えると思います。
     本当は雄平には状況に応じてバントができるようになって欲しいです。そうすれば川端が2番を打った場合に最高の3番になり得ます。もしパントができないにしてもチーム内でゴロ率、内野安打率ともに川端に次いで2位ということもあり、私は3番がいいと思います。
     ただし雄平の場合は併殺が目立ちますが、それは川端と違って併殺になるゴロが多いからです。その理由はウェルヒット率(バットの芯で打球を捉える確率)が高い(セリーグで1位山田、2位畠山、4位バレンティン、5位雄平、川端はランク外、山田は12球団1位)からで、だからこそ状況に応じて絶対に送りたい場面で、雄平にはバントができるようになって欲しいのです。私はやらないだけで、やらせればできるだけの器用さが、雄平にはあると思います。西武時代の秋山(元ソフトバンク監督)のように、ここぞという場面でバントをしっかり決めることができる選手になって欲しいですね。決して併殺の多さやバントそのものをネガティヴに考えないことです。
     結論として現状では以下が最強ではないでしようか。

    1.比屋根
    2.川端
    3.雄平
    4.山田
    5.畠山
    6.デニング

     大量点を取って引き離すオーダです。

    1.川端
    2.上田
    3.山田
    4.畠山

     もし上田や比屋根がバントできれば、この並びで1点を確実に取るケースを作ることができます。川端が出れば上田が送り、川端が出られなければ、上田か山田が出て盗塁を積極的に仕掛けていくことでチャンスを作ることができるからです。
     やはり二塁ランナー川端、打者山田、畠山というケースをできるだけ多く作れるように、打順を組みたいですね。
     見かけや打率などだけでは分からないでしょうが、打球そのものの内容までしっかり踏み込めば、雄平が意外なところに適性を見出すことができると思います。チーム戦略を確立するうえでも、スコアラーにはこと細かく選手を分析して欲しいところです。
     因みに選手の特徴は以下の通り。

    上田、比屋根:塁に出さえすればとにかく走り回れる。
    川端:出塁してから本塁に還るまでの能力に関してはピカ一
    山田:還すこと、還ること共にトータル的に高い
    畠山、デニング:還すこと専門
    雄平:???

     最後に川端について申し上げておきますが、得点圏打率の低さを決してネガティヴに考えないことです。得点圏打率が低いということは、それだけランナが居ない時には打率以上に打っていることを意味するのですから。つまりランナが居ない時に何としてでも塁に出てチャンスメーカになる役割りとしては、山田などとは比較にならないくらいに優れているということです。得点圏ではなく1塁に俊足ランナーが居る場合でも、足を絡めることで川端の打撃がより効果的に活かせるという側面も、見逃してはいけません。

  7. FIYS より:

    > kさんへ

    同じオーダーで三浦も打ち崩してみせましたね。明日もこの勢いのまま行ってもらいたいですね。

  8. FIYS より:

    > saboさんへ

    小川はそこまで悪くはないと思うのですが、どうしても失点を重ねてしまいますよね。今日の勝ちで気分的に乗っていければ良いのですが…

  9. FIYS より:

    > ケマルさんへ

    もう少し助っ人外国人3人衆の負担を減らせればよいのですが、中々難しいですかね。

  10. FIYS より:

    > trefoglinefan

    昨日のロマンの起用法はtrefoglinefanさんが仰っていた起用法ですよね。素晴らしい火消しっぷりでした。

  11. FIYS より:

    > 真中監督さんへ

    本当にオンドルセク、ロマン、バーネットの存在は大きいですよね。この3人がいなければおそらく最下位に沈んでいるでしょうね。

  12. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    個人的には川端には制約を設けずに自由に打たせた方が良いのかな?感じていたため2番川端には否定的だったのですが、ここ2試合を見ていると2番川端が見事に機能していますね。

  13. trefoglinefan より:

     新垣がせっかく7回途中まだ投げたのですから、3点リードの二死無走者から左2人が続くところで中澤、これで十分な筈です。万一ピンチになれぱそこでロマンでも遅くなく、8回はオンドルセクが残っているのですから。それを回跨ぎ前提でオンドルセク投入など、その神経が疑われて仕方ありません。7回オンドルセク、8回ロマンでもともと考えているところで、新垣が良かったから欲張ってロマンを使わずに済ませようとしただけの采配です。その結果回跨ぎしたオンドルセクは勿論のこと、8回に一死も取れずにランナーだけ残されてから上がったロマンにも、多大な負担をかけてしまったのです。
     8-3から普通に7回オンドルセク、8回ロマンを使った以上に2人を消耗させた罪は大きかったと思います。勿論5点差でこんな投手起用などする訳がないですよね。

  14. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    確かにあの場面は中澤投入の方が自然な流れのように感じたんですけどね…オンドルセクの起用でしたね…

  15. trefoglinefan より:

     全然気付きませんでした。失礼いたしました。中澤よりウーゴの方が頼りになるから入れ替えたのでしょうか。だとしたらいったい誰を使うのでしようか。もしロマンは火消しと最初から割り切っていれば、7回3点リードの二死無走者は絶好の登板機会になったでしょうし、こうすることで新たな中継ぎ投手も育つことになろうかと思います。

  16. FIYS より:

    > trefoglinefanさんへ

    中澤は抹消されていたのですね。私も知りませんでした。

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