心折れる必要はない。チャレンジャーなのだから。

ヤクルト7-13広島

序盤から広島打線の猛攻を止められず、16被安打6被本塁打で13点を失ってしまった。8.5ゲーム差ながら2位で迎えた神宮での広島戦。先発ローテ的にも一泡吹かせられるのでは?という期待もあったのだが、そんな思いが吹き飛ばされるゲームとなってしまった。しかし8月のこの時期にこういったシチュエーションでディフェンディングチャンピオンの広島と戦えている事をプラスに捉えてもらいたい。チャレンジャーとして常勝軍団になりつつある広島カープに全力で喰らい付いていってもらいたい。選手もファンも心が折れる必要はない。

先発のブキャナンは、2回で9安打、2本塁打を許し、6点を失いKOされてしまった。ここ数試合本調子でないことは明らかだったのだが、今日のゲームでは初回から広島打線に掴まってしまい、どうする事も出来なかった。初回の鈴木の3ランでリズムを失ってしまった印象だろうか。疲れは溜まってきていると思うのだが、何とか修正してもらいたい。
その後は星ー風張ー中澤ーウルキデスと繋いだのだが、星、風張、中澤はそれぞれホームランを浴びてしまい、失点を重ねてしまった。序盤から大量リードを許す苦しい展開ではあったのだが、何が起こるか分からない神宮でのゲームだっただけに出来るだけ失点は防いでもらいたかったのだが、広島の強力打線の前になす術がなかった印象である。ブキャナンが2回でKOされるという苦しい展開だっただけに星、風張、ウルキデスは2イニングを投げざるを得ない状況となってしまった。明日のゲームではこの3投手を休ませる展開に持ち込みたいところである。

それにしても広島打線は強力である。打率の割に存在感が際立つ田中、菊池の1,2番。今シーズンはホームランも量産する丸、常勝軍団広島の象徴的な存在である鈴木、打撃職人松山、怪力ドミニカンバティスタなどが「線」として機能しており、脇役勢も試合によって日替わりで活躍する状態が続いている。広いマツダスタジアムをホームにしていながらもチーム本塁打リーグ1位というのも納得できる猛打だった。この打線を抑え込むのは容易ではない。

ヤクルト打線は、2回に中村のソロホームラン、7回に上田、山田哲のタイムリーとバレンティンの3ラン、8回に坂口の内野ゴロの間に1点と合計7点を奪ったのだが、序盤の大量失点が響いて焼け石に水の状況であった。投手陣がこれだけ打ち込まれてしまうと厳しいのは間違いないのだが、強いて言えば、初回のチャンスに1点でも返しておけばまた試合展開は違ってきたかな?と感じる部分もある。しかしこればっかりは仕方ないことである。
広島打線も強力だが、ヤクルト打線も相手から嫌がられるような打線にはなってきている。真っ向勝負で打ち合ってもらいたい。阪神戦含めて神宮球場で3連敗となってしまったのだが、ここで連敗を止めておきたいところである。派手なゲームで連敗を止まる事を想像しながら応援したいと思う。

P.S 今日のゲームのホームランはどのホームランもインパクトのある打球でしたね。今シーズンは広島にしろ西武にしろ首位チームが打線で勝利を手繰り寄せている印象がありますね。ヤクルトは開幕当初は送りバントを多用する細かい野球をしていたのですが、この状況を見ていると1点を守りきる野球は難しくなるかもしれませんね。貪欲に1点を奪いに行く野球が今シーズンのトレンドですかね?

にほんブログ村 野球ブログ 東京ヤクルトスワローズへ
にほんブログ村








コメント

  1. sabo より:

    前日の試合でも感じましたがバレンティンの動きが悪すぎる。目測誤るのもそうですがカバーすらしない、ファールボールを追わないこともある。あれでは投手が可哀想です。今年はガッツあふれるプレーをしていたのにどうしたのでしょうか?疲労だというなら思い切ってベンチスタートでもいいのでは?打撃も好調とは程遠いし(とはいえ3ラン打ちましたが)。

    身体のどこかを痛めているのか?夏バテなのか?打線には欠かせない選手だけに起用法が難しいです

  2. k より:

    出てきた投手陣がみんな失点とは疲労が溜まってますね。ブキャナンは夏バテですし(涼しくならないと復調してこないかな)風張は毎試合登板ですし、中澤は左以外だと打たれて防御率悪くなりますしね、前から言ってますが中継ぎが1枚足りないので休養日を儲けられない(最近の夏場の暑さは異常なので中継ぎのやりくりを根本的に見直さないとみんな潰れますね)、首脳陣はこのままの枚数でやったら、このような試合はもっと増えて9月は大型連敗になるかもですね。
    あと塩見が2日連続でのスタメンはビックリですね期待の表れだと思いますが気持ちが早って力み過ぎですね、真っ直ぐには強そうですが一軍の変化球にはまだまだですかね(塩見は控えで雄平スタメンでいいと思いますね)
    あとウルキデスは変化球が高めに浮くので真っ直ぐを中心の組み立てじゃないと厳しいですね(この試合の2イニングは良かったですね)
    次は原なのでインサイドを攻めていって欲しいですね、この2試合を見ると中村のリードも外中心で踏み込まれているので
    相手は岡田ですが夏場に調子落ちてるので初回から先制点が取れるかですね(連敗中は初回に失点してるので立ち上がり0に抑えないと勝負にならない)
    九里からも六点取ってるので打線は問題ないので原の出来が全てですね、中継ぎ1枚本当に増やしてくれないと、神宮で4連敗かもしれませんね(首脳陣の力量が試されますね)。

  3. FIYS より:

    > saboさんへ

    バレンティンはここ数年、下半身の状態が万全ではなさそうですよね。守備、走塁への不安は付き纏いますよね。

  4. FIYS より:

    > kさんへ

    投手陣にとっては厳しいゲームとなってしまいましたね。ブキャナンは次回の登板でどこまで修正出来ますかね?やはり疲れが溜まる時期にこの暑さも重なっているという事で投手陣にとっては厳しい試合が続きそうですよね。

タイトルとURLをコピーしました