松本山雅J2降格

サッカー

2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第16節が7日に行われ、J1年間順位で16位の松本山雅FCは敵地でヴィッセル神戸に1-2で敗れた。この結果、初の昇格から1年でJ2降格が決定した。
(SOCCER KING引用)

過去記事はこちらから→「松本山雅J1昇格」、「松本山雅J1初戦はドロー

長野県民として注目してきた松本山雅は、1シーズンでJ2逆戻りとなってしまった。もちろん残念なことは残念なのだが、厳しい戦いになることは予想されていたことである。その中で松本山雅らしいサッカーは見せることが出来たのではないだろうか?
相手チームの情報をしっかり集め、1試合1試合反町監督を中心にゲームプランを練り込んだ中で勝機を探るサッカーはJ1の中でもそれなりに通用していたと思う。やはり「個の力」という意味では他のJ1クラブに比べて劣っていたとは思うのだが、箸にも棒にもかからないようなゲームばかりだった訳ではなく、今日の神戸戦のようなゲーム終盤で失点を重ねて勝ち点を失ってしまうゲームが多かったように記憶している。
やはりゲーム終盤になりふり構わず攻撃してくる格上のチームの攻撃を防ぎ切る術がなかったことと、追加点を決めたい時に決めきれなかったことがJ2降格に繋がってしまったのだと思う。それでもサッカー不毛の地と思われた長野県でJ1で戦うチームが現れたことはそれだけでも大きい出来事だった。ホームの試合ではアルウィンを満員にする熱狂的なサポーターが根付き、松本市の雰囲気も5年前に比べると山雅カラーがだいぶ目立つようになってきた。地元の新聞も毎日のように山雅に関する記事が掲載され、「おらが町」のチームをみんなで応援しようとする雰囲気が出来上がっていた。このサポーターの熱量というものは、他のJ1チームの選手、関係者、サポーターにもしっかり伝わったのではないだろうか?
それだけに何とか今シーズンはJ2に降格することなくJ1に踏みとどまってほしかったのだが、そこまでの実力はなかったということなのだろう。それでも決して悲観することはないと思う。1シーズンしっかりJ1の舞台でも山雅のサッカーをやり切り、長野県にサッカー文化という新たな文化を根付かせてくれた。おそらくJ2に降格したからといって長野県民のサッカー熱が一気に冷めるような状況にはなっていないと感じる。
来シーズンはまたJ2の舞台でJ1復帰に向けての戦いを繰り広げてもらいたい。選手の移籍などは気になる所ではあるのだが、GKの村山やDFの田中、MFの岩間、岩上、前田、キムボギョン、FWオビナなど個性的な選手も多く、顔と名前も全国のサッカーファンに少しは覚えてもらったのではないだろうか?
私自身も久しぶりにJリーグに興味を持った1年になりました。苦しいゲームの連続ではあったが、楽しんで観戦することが出来ました。またいつかJ1の舞台で松本山雅が戦う姿を見てみたい。

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コメント

  1. ぴくし より:

    ヤクルトファンで名古屋サポです。
    いつも楽しく拝見してます。
    開幕戦の豊田スタジアムでは冷や汗をかかされました(笑)現地で観ていて運動量とオビナのフィジカルと何より山雅サポの熱さに驚いた記憶があります。
    山雅には隼磨も居ますし、1年でJ1に戻って下さい。

  2. FIYS より:

    > ぴくしさんへ

    「ぴくし」っていいですね!

    結局初戦の名古屋戦のようなゲームが続いてしまい、J2降格となってしまいましたね。勝ち点3獲れるゲームで勝ち点1、勝ち点1を獲れるゲームで勝ち点0となってしまうゲームが多かったように記憶しています。
    J2はJ2で厳しいですからね。それでも何とか1年で戻ってもらいたいですね。

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