第93回箱根駅伝区間エントリー

今日は第93回箱根駅伝の予想記事を書いてみたいと思う。

基本的には今シーズンの三大駅伝三冠と箱根駅伝三連覇を狙う青山学院が一歩リードしているかな?と感じていたのだが、ここ2大会絶対的な存在として5区で圧倒的な走りを見せた神野が卒業したこともあり、かなりの混戦になる雰囲気も漂い始めている。区間エントリーを見渡した印象としては、青山学院が絶対的に優位とも言い切れない状況にあるように感じる。

青山学院、早稲田大、駒澤大、東海大、山梨学院大、東洋大、辺りの6校はレース展開によってはどのチームにも優勝のチャンスがありそうに感じるし、中央学院大、日体大辺りもレースを掻き回す存在になる可能性はあるように感じる。面白いレースになるのではないだろうか?それでは各チームの区間エントリーの印象を書いていきたい。

青山学院大
・神野が抜けたとはいえ駒の豊富さでは他の追随を許さない布陣となっている。しかし区間エントリーを見た限り、思うような配置が出来ていないことがうかがえる。いつも強気な原監督が弱気なコメントを出していることも気になるところである。2区に大エース一色がいることは心強いのだが、補欠に回った田村、下田、鈴木が万全な調子なのかどうかが気になるところである。ライバル大学が1区から青山学院に主導権を奪われないようエース級を1区に投入してきているだけに、青山学院も田村、下田、鈴木のいずれかが1区に配置されると思うのだが、どうだろうか?
復路の選手層は他の大学よりも上だと思うのだが、往路でどこまで踏ん張れるだろうか?三冠&三連覇は茨の道となりそうである。

東洋大
・ここ数年大学長距離界の中心でい続けている東洋大だが、今シーズンは苦しい戦いを強いられている。それでも酒井監督はあくまでもライバル校に喰らい付こうという意思が感じられる。1区服部、2区相澤、3区口町、4区櫻岡という並びになったのだが、出来れば4区終了時点でトップに立っていたいという思いがあるのではないだろうか?まずは1区服部がどれだけ積極的な走りを見せることが出来るか注目してみたい。逆に往路で流れを作れないとシード権争いに巻き込まれる可能性もあるように感じるオーダーである。

駒澤大
・駒大も例年上位に食い込む安定感のチームを作ってくるのだが、今回も上位に食い込めるだけのチームとなっている。2区工藤、5区大塚は計算の立つ選手である。後は補欠に回っている中谷、西山をどこに配置してくるだろうか?おそらく1区に中谷、復路に西山という形が理想的だろうか?1区で中谷が本来の実力を発揮できるようであれば駒澤大にも総合優勝のチャンスはあるはずである。

早稲田大
・早稲田は往路に主力をつぎ込んだ。1区武田、2区永山、3区平、4区鈴木、5区安井と並べてきたのだが、この5人がエントリー変更なくきっちり走れるようであれば、打倒青山学院の筆頭候補になりそうである。補欠に井戸、光延、藤原、新迫など力のある選手も残しており、面白い存在になりそうである。地道に力を付けてきた4年生が多いことも箱根ではプラスに働きそうである。

東海大
・今大会である意味最も注目されているチームがこの東海大ではないだろうか?エントリーされた16選手中8選手が1年生という若いチームである。しかしその1年生がスーパールーキー揃いである。昨年の都大路を沸かせた選手が勢揃いしている。そのルーキー達は、大学入学後もしっかり力を付けてきている。1区鬼塚、2区関、5区館澤はおそらくそのまま走るはずだし、その他にも数人走りそうな雰囲気である。復路にも川端、春日など力のある上級生を配置できているため、1年生の走り次第で優勝争いにも絡んできそうである。

順天堂大
・順大は往路も復路もバランスよく配置した印象である。優勝争いに絡めるだけの力はないように感じるが、2区の塩尻、9区の聞谷と軸になる選手がしっかり配置されているのが心強い。5区、6区を上手く凌ぎさえすればシード権は見えてくるのではないだろうか?オリンピックランナー塩尻の走りに注目したい。

日体大
・前回大会のシード権獲得は個人的にはサプライズだったのだが、今大会は前回大会以上に充実した戦力になっていると感じる。1区小松、6区秋山と往路、復路のスタート区間にエース2枚を配置してきた。この2人でレースの流れに乗れば実力以上のものを出せる可能性もありそうである。5区辻野の走りにも注目したい。

山梨学院大
・山梨学院も優勝候補の1つである。特に往路は、2区にニャイロという大砲を持っているだけにここでトップを奪うようだと面白い。それだけに1区が重要なのだが、補欠に入っている佐藤を1区に持ってくる可能性もあるのだろうか(基本的には4区に配置だと思うのだが…)?そして5区に配置された上田にも要注目である。私のイメージとしては、1区上田、2区ニャイロだったのだが、敢えての5区起用に自信を感じる。久々の総合優勝も視野に入っているだろうか?

中央学院大
・中央学院も面白い存在になりそうである。元来は上級生になるごとに力を付けていく選手が複数いるイメージだったのだが、今シーズンは1,2年生も元気である。1区大森、2区高砂、3区横川という並びは中々面白い。6区にも前回大会で快走した樋口が控えているだけにレース展開によっては一気にジャンプアップしてくる可能性がある。

帝京大
・名将中野監督率いる帝京大は今大会も虎視眈々と上位進出を狙っている。補欠に回った竹下がどの区間に配置されるのか気になるが、どの選手も20キロという距離にはしっかり対応できるだけのものを持っていそうである。往路で粘ることが出来れば復路は上位校とも競り合えるだけの選手が揃っているはずである。とにかく往路と山で大きく出遅れることがないようにしたい。

ここまでがシード校であるが、今大会は上記10校の戦力が充実しており、予選会校がシードを狙うのは簡単なことではないように感じる。入れ替えがあっても1校~2校くらいになるのではないだろうか?
敢えてシード候補に挙げるとすると大エース鈴木を擁する神奈川大、デレセを擁する拓殖大辺りだろうか?どちらにしても1区間の快走、ブレーキで大きく順位が入れ替わるのが箱根駅伝である。今大会から4区の距離が延長され5区の距離が短縮となっている。個人的には5区の距離は長すぎると感じていたため、今回の変更には大賛成なのだが、この変更がどのチームにプラスに働くのだろうか?今大会も面白レースとなりそうである。

一応優勝予想は青山学院大
シード校予想は、青山学院大、山梨学院大、駒澤大、東海大、早稲田大、東洋大、中央学院大、日体大、順天堂大、拓殖大としてみたいと思う。


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