下手くそなりにも批評的な視点でブログを書いているため、戦力外選手についても触れなければならない。上記のサンスポの記事の通り、9選手に戦力外通告がなされたとのことである。それでは、各選手について簡単に触れていきたい。
原樹理
・東洋大姫路時代、東洋大時代とエースとして投げまくって来た原は、プロ入り後中々勝ち星に恵まれず、故障との戦いも続き、通算で27勝43敗という数字が残っている。期待していた投手だけにこのブログで厳しいことも書かせてもらったのだが、綺麗なフォームから投げ込まれるキレのあるストレートと変化球のコンビネーションには夢を見させてもらった。
今となって振り返るとプロ入り前から少し投げ過ぎだった部分もあったのかな?と感じる。怪我に苦しんだ印象はあるのだが、その実怪我には強い投手だったようにも感じる。多少の違和感であれば何とかしてしまうだけの投手としてのスキルを持ち合わせていたのではないだろうか?ここ3年はほぼ1軍で登板出来ず、2軍でも結果を残せなかったため、戦力外もやむを得ないのだが、27勝43敗という数字だけでは語りたくない投手である。
思入れの強い投手なだけに過去記事をいくつか貼り付けておきたいと思う。
「原樹理君!君はヤクルト希望の光だ! | ヤクルトファンの日記」、「プロ野球ファンの皆様、これが原樹理です! | ヤクルトファンの日記」、「原ー井野 | ヤクルトファンの日記」、「原樹理覚醒!? | ヤクルトファンの日記」、「原はセリーグで3本の指に入る先発投手なのでは? | ヤクルトファンの日記」、「原樹理、価値ある9回134球 | ヤクルトファンの日記」、「原樹理の二面性と荒木と五十嵐と。 | ヤクルトファンの日記」、「原樹理 | ヤクルトファンの日記」、「原が元ライバル今永に投げ勝ち、今シーズンの初勝利。 | ヤクルトファンの日記」、「原樹理に失望した夜 | ヤクルトファンの日記」、「私は原樹理に厳しい | ヤクルトファンの日記」
称賛する記事も批判する記事も沢山書いていました。
宮川哲
・「元山飛優⇔宮川哲 | ヤクルトファンの日記」元山とのトレードで2024年シーズンからヤクルトでプレーしたのだが、思うようなボールを投げ込むことが出来なかった。個人的には現役ドラフトで移籍した梅野の穴を埋めるような存在になってくれれば…と思っていたのだが、ボールの威力が戻ってこなかった。今シーズンは似たタイプの矢崎が活躍したこともあって、苦しい立場に追い込まれてしまった。フル回転が期待される投手が投げることが出来ないということは、非常に苦しいことだったのではないだろうか?
山本大貴
・山本の戦力外は意外だった。ロッテから移籍後リリーフとして徐々に頭角を現し、2023年シーズン、2024年シーズンと結果を残すことで自らの序列を上げていった印象がある。元々出所が見づらいフォームに特徴があるどちらかというと技巧派サウスポーの印象があったのだが、23年、24年に関しては、ストレートの威力が増し、打者からするとより打ちづらい投手に成長していった。今シーズンは、怪我に苦しみ本来の投球が出来ていなかったのだが、このタイミングで戦力外になるとは思ってもいなかった。
NPBはどうしても生え抜き選手が重宝される印象があり、外様組は移籍や戦力外になりやすい印象がある。山本はすでに今回の戦力外について悔しい気持ちとやり返したい気持ちを吐露しているとのことで、是非他球団でヤクルトフロント、首脳陣を見返してもらいたい。まだまだそれだけの力は残っていると思われる。
「坂本光士郎⇔山本大貴 | ヤクルトファンの日記」
山下輝
・木更津総合高校時代に初めて見た時から「身体の大きい器用な投手だな。」という印象があった。法大時代にトミー・ジョン手術を受けながらもドラフト1位で指名されたことからも将来を嘱望されていたことが伝わってくる。しかし大学4年の秋に左腕の疲労骨折が判明し、プロでも常に怪我と闘う日々が続いてしまった。
それでもルーキーイヤーの最終盤に先発として結果を残し、日本シリーズでも先発のマウンドに上ったことからも才能のある投手だったことが伺える。これで引退するとのことだが、プロで少しでも輝く姿を見せられたことは良かったのではないだろうか?
「山下がプロ初勝利!CSへの切符を手にしたのでは? | ヤクルトファンの日記」、「五分五分 | ヤクルトファンの日記」
金久保優斗
・山下と一緒に千葉県の高校野球を盛り上げたのが東海大市原望洋の金久保だった。高校時代から投手らしいスラっとした体型から惚れ惚れするようなボールを投げ込んでいたのだが、プロ入り後身体作りも進む中で、2021年には、先発として結果を残す場面も作ってみせた。結局2021年がキャリアハイの数字となってしまったのだが、コンディションを整えることが出来ればもっと結果を残せた投手のように感じる。才能を活かしきれなかったことは残念だった。
「日本一への挑戦権を得る! | ヤクルトファンの日記」
竹山日向
・享栄高校時代から本格派右腕として評価が高かった竹山なのだが、プロでは自分の投球フォームを固めるのに苦労している印象があり、思ったような投球をすることが出来ていなかった。高卒4年目の22歳ということで年齢的にはまだまだ若い。育成契約でヤクルトには残る方向とのことで、また一から自分の投球を作り直してもらいたい。素材としては楽しみなだけに支配下登録を勝ち取るために来シーズンは頑張ってもらいたい。
「ケラーの選択肢を消せたかな。 | ヤクルトファンの日記」
中川拓真
・「中川拓真を支配下で獲得へ | ヤクルトファンの日記」
中川を火の国サラマンダーズから獲得したのは、昨年の7月の事だった。捕手不足に陥っていたヤクルトの戦力補充としての獲得だった。結局1軍でプレーすることは叶わなかったのだが、2軍では実績を積むことが出来ていた。オリックス時代は、育成契約の打診を断った過去があるということで、現段階でヤクルトに残るかどうかは不明なのだが、育成契約でも2軍での出番はありそうな布陣であるため、個人的には残ってもらいたいと思っている。
西川遥輝
・「西川遥輝を獲得へ | ヤクルトファンの日記」
楽天では結果を残せていなかったため、ヤクルトでどの程度数字を残してくれるか見えない中での獲得となった。それでも実績十分の西川は、2024年シーズンは直近4年の中では最も良い成績を残してみせた。レギュラーとしてはまだまだ物足りないものだったかもしれないが、守備、走塁を堅実にこなせるベテランは、チームにとって必要だったし、他の選手のお手本になる部分もあったのではないだろうか?おそらくヤクルトが西川に求めていたのは、レギュラー争いが出来るレベルだったと思うため、今シーズンの成績と年齢を考え、戦力外通告を行わざるを得なかったというところではないだろうか?球団は、引退の打診も行っていたようだが、西川は現役続行を選んだ。年齢的にNPB球団でプレーを継続できるかどうかは不透明だが、実績のある選手だけに自分が納得できるような決断をしてもらいたい。
鈴木康平
・「鈴木康平を育成契約で獲得 | ヤクルトファンの日記」
鈴木に関しては、とにかく結果が求められたのだが、支配下契約を勝ち取るには至らなかった。年齢的にも勝負の1年であることは鈴木自身も感じていたはずである。もう一つインパクトのある投球を披露したかったというところだろうか?
これから選手それぞれ様々な選択をすることになると思うのですが、悔いのない選択をしてもらいたいと願っています。これまで長きに渡りチームを支えて下さり、ありがとうございました。
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コメント
原樹里
18年が一番良かったしエースになるという期待があったな。そのあとは怪我もあって良い時の投球は出来なくてもモデルチェンジをしたりしてなんだかんだ一軍の戦力になったのはポテンシャルの高さだったんだろうと思います。今後の道はまだ報道で見ませんでしたが野球にかかわってほしいです。見た目もイケメンだしメディア露出も華があって良いと思いますし
山本
意外でしたがそれだけ怪我の影響は良くないという判断があったのかな。トレードの坂本光士郎も今年は厳しい立場ですね。
竹山
もう一度育成からということですけどファームで一年間ほぼ休まず投げれているので一歩ずつ成長して速球派として大成してほしい。
野手は少なかったので第二弾もあるのか…?
saboさんへ
原は、怪我に悩まされましたが、十分1軍で通用するだけの投球は見せてくれましたよね。
山本は意外でしたね。