ギリギリ踏みとどまる。勝ったことが一番の収穫だ。

ヤクルト5-3ロッテ

今年の交流戦は一進一退の状況が続いている。いつ崩れてもおかしくないと感じているのだが、何とかギリギリ踏みとどまっている印象である。今日のゲームは昨日同様初回に先制点を奪い、優位な状況を作ったのだが、その後はミスもあり、逆に追い上げを許してしまった。両チームともにミスも目立ち、見方によっては締まらないゲームにも感じたのだが、最後の最後に訪れた1アウト満塁のピンチもマクガフが何とか凌ぎ、勝利を手にしてみせた。反省材料も多いゲームだったのだが、とにかく勝てたことが一番である。苦しみながらも1つ勝ちを拾えたことを素直に喜びたい。

先発の田口の調子は良かったのではないだろうか?2回、6回とファーストオスナのまずい守備が相次ぐ中で失点を許してしまったのだが、ストレート、変化球を内外角に配して、ロッテ打線から凡打の山を築いてみせた。最終的には6回2/3で被安打10、与四死球1の3失点(自責点2)で降板となってしまったのだが、オスナのまずい守備がなければ、もっとイニングを稼げたと思うし、失点も抑えることが出来たと思われる。失点しても大怪我することなく、踏ん張った所に田口の良さを感じることが出来た。昨日の奥川は流石に打たれ過ぎだと感じたのだが、今日の田口は被安打10でもそこまで打ち込まれた印象はない。26歳にして老獪な投球が出来るのが田口という投手の特徴である。
リリーフ陣も、7回のピンチを今野が凌ぎ、8回、9回は清水、マクガフが粘り切ってくれた。1点差、2点差という僅少差での登板であり、プレッシャーは感じたと思うのだが、何とか無失点でリレーしてみせた。特に9回はマクガフが1アウト満塁のピンチを招いてしまい、ここで同点、逆転負けという形になるとかなりダメージが大きい敗戦になるということがよぎっていたため、中村奨、角中を連続三振に仕留めた場面は本当にホッとした気持ちになった。よく踏ん張ってくれた。

打線はこの所絶好調だった塩見、青木の1,2番コンビがノーヒットで全く得点に絡めなかったのだが、そんな中で山田がホームランを含む3安打猛打賞、オスナがタイムリーを含む2安打、サンタナが4打数4安打、中村が2安打2打点と結果を残し、5得点を奪ってみせた。チームで8つの四球を選んだところからも分かるように、ロッテバッテリーはかなりヤクルト打線に圧力を感じながらの投球になったのではないだろうか?様々なタイプの打者が1番~9番まで連なる打線は中々面白味のある打線である。セットで記憶されるであろうオスナ、サンタナという両助っ人外国人や渋いタイムリーを2本放ってみせた中村などは、塩見、青木、山田、村上の上位打線に比べると地味に映ることもあるのかもしれないが、間違いなく相手に嫌がられる存在になっている。
そして山田に関しては、昨日のゲームからまたスイングに鋭さが戻ってきているように感じる。この状態が長続きするかは分からないのだが、昨日、今日のスイングとホームランには「山田らしさ」を感じることが出来た。

セリーグの首位阪神が落ちてこない中で今日のようなゲームを落としてしまうと、今後のペナントレースがかなり厳しいものになってしまうだけに、今日勝てたことは明日以降に繋がってくるはずである。とにかく粘り強く戦っていってもらいたい。

P.S 最近の西浦の起用法に違和感を感じています。何かアクシデントが起こっているんですかね?今日のゲームも普通であれば、9回のチャンスは元山に代打川端を起用して、最終回は西浦がショートの守備に就くのがセオリーだと思うのですが…ちょっと気になっています。

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コメント

  1. sabo より:

    この試合も交流戦全体もホントに一進一退ですね。よく言えば連敗しないのが今年の強みではあります

    田口とマクガフは文句なしにMVPかな。味方のミスや不運でのピンチを何とか切り抜けて勝ちを守ってくれた

    山田哲人の復活は私も結果だけでなく感じています
    あのスイング途中から加速するようなスイングは本来の山田哲人です
    心なしかフォームも大きく見えるのですがこれは気のせいか。
    でも顔はやる気に満ちてますよね
    山田も今の自分に自信があるのではないでしょうか

    西浦のことは私も気になります
    代走には出たので守備につけないことは無いと思うのですが。川端の方にアクシデントがあったか?

  2. FIYS より:

    saboさんへ

    川端の方にアクシデントということも確かにあり得ますね。ちょっと心配になってきました。

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