ヤクルト以外で気になったこと

開幕して1か月が経過したプロ野球。今日は普段ほとんど書かない他球団の気になることについて触れてみたいと思う。

①日本ハム大谷の二刀流
・これまでも何度か記事にしてきたのだが、本当に規格外の選手である。
過去記事はこちら→「藤浪VS大谷」、「小関順二氏と安倍昌彦氏。そして大谷はメジャーへ」、「日本ハムが大谷強行指名へ」、「大谷翔平は日本ハムへ」、「藤浪、大谷は野球界を変えるような逸材なのだろうか?」、「大谷の二刀流について

まとめてみるとかなり大谷の記事を書いていることが分かった。個人的にはこの二刀流挑戦を肯定的に捉えているのだが、高卒2年目の選手がここまでの成績を残していることに驚いている。
投手としては、先発ローテーション入りを果たし、2勝1敗、防御率2.86という数字を残し、打者としては56打数22安打、打率.393、ホームラン1本、打点12という数字を残している。
こんな選手見たことがない。先日前田智徳氏が現在のプロ野球界で天才と思う選手としてこの大谷の名前を挙げていたが、投手としても打者としても超一流に育つ可能性を秘めた選手であることは間違いなさそうだ。個人的には高校時代から打者大谷により強い魅力を感じていたのだが、投手としてのポテンシャルも相当に高いものがある。怪我の心配はあるが、私としてはこのまま勇気ある挑戦を続けていってほしいと考える。
どれだけの成績を残せれば「成功」と言えるのか難しい部分もあるが、個人的には日本ハムのチーム成績にかかってきているのでは?と考える。大谷の存在によって、野手陣も投手陣も他チームとは違った「大谷ローテーション」が存在する。その中で他の選手が思うような成績を上げられなくなってしまい、チームに悪影響を及ぼすならば、大谷がいくら素晴らしい成績を上げたとしても「成功」とは呼びにくいものがある。
逆にこの起用法でもチームが勝ち星を積み上げられるようなら「成功」と呼べるのではないだろうか?何度も言うように個人的には二刀流肯定派なので日本ハムには頑張ってもらいたいと思う。

②金子千尋
・こちらも過去記事と一緒にどうぞ。→「金子千尋に注目

現在のNPBで№1の投手ではないだろうか?今日は負けてしまったが、これだけの球種を高精度に操れる投手はほとんどいない。(ダルビッシュくらいか?)そこにコントロールも抜群と来ている。簡単に打ち崩すことは出来ないだろう。本当に「美しい」と形容したくなるようなピッチングを見せてくれる。
ここまで2勝を上げているのだが、あまりに圧巻の内容で驚いている。初勝利を挙げた西武戦が9回を被安打2奪三振14与四死球1の完封。2勝目を上げた楽天戦が9回を被安打1奪三振14与四死球1の完封。と驚くような数字が並んでいる。西武戦、楽天戦共に14個と言う三振を奪いながら球数は120球と106球と言うことで非常に少ない。これは驚異的な数字である。ストライクゾーンでもボールゾーンでも勝負が出来、バッターを打ち取る術、三振を奪う術に長けている証拠となるものだと思う。調子の良い時の金子は相手からしたら「手も足も出ない。」状況に追い込まれてしまう。見る価値のある投手だと思う。

③ルーキーの活躍
・今年のルーキーは昨シーズンに比べれば小粒かな?と思っていたのだが、シーズンが始まってみるとここまで昨シーズンのルーキーに負けず劣らずの成績を残している。
こちらも過去記事と合わせてどうぞ→「2013他球団のドラフト」、「2014年ドラフト即戦力予想

ロッテの石川、広島の大瀬良は即戦力の呼び名に恥じない投球を見せてくれている。
石川は先日の日本ハム戦をテレビ観戦できたのだが、ストレートのキレ、コントロールが素晴らしい。そして縦のカーブとシンカーという変化球の組み合わせも面白い。想像以上に良い投手だ。
大瀬良は先発としてはどうかな?と思っていたのだが、思っていた以上にコントロールが良く大崩れしない。気迫が伝わってくるマウンドでの姿もルーキーらしくて良いのではないだろうか?
その他では阪神の岩崎が良い投球を見せてくれている。正直打者から見づらそうなフォームから投げ込まれるストレートはもしかするとプロでも通用するのではないか?と感じていたのだが、この岩崎に関しても想像以上の活躍ぶりである。先日の阪神戦では打ち込まれてしまったのだが、今後も期待できるのではないだろうか?
その他にもオリックス吉田、日本ハム浦野、広島九里辺りが先発で結果を残し、リリーフではDeNA三上、楽天西宮、オリックス東明、中日祖父江、又吉、ヤクルト秋吉などもそこそこの結果を残している。

野手陣も大活躍とまではいかないが、ロッテの吉田、巨人の小林、阪神の梅野などチャンスの少ない捕手と言うポジションでそれなりに存在感を放っているのが素晴らしい。次世代を担う存在になっていくのかもしれない。
2軍では高卒野手が結果を残してきており、非常に楽しみである。

④広島の躍進
・選手が揃ってきている。先発陣は強力だし、リリーフ陣も一岡の加入が大きい。野手陣も丸、菊池、松山にエルドレッドなど魅力的な選手が揃ってきている。ファンの勢いも近年にないくらいに盛り上がっている。この勢いがどこまで続くか見物である。

⑤ソフトバンク長谷川、内川
・これだけコンスタントにヒットを重ねられる選手がチームに2人いるということはどれだけ心強いことなのだろうか?これだけのバットコントロールを持っている選手はそう簡単には現れない。2人ともに広角に打つことができ、長打もある。バッティング技術と言う意味では現在のNPBで№1,2なのではないだろうか?

ヤクルトばかり追いかけているので他チームの事はあまり見ていないのだが、今日挙げた5点は注目せずにはいられない話題である。

P.S 今日は西武の岸がノーヒットノーランを達成しましたね。あのスピンの効いたストレートと縦のカーブは絶品ですね。チェンジアップも効果的ですね。

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コメント

  1. 野球好き より:

    5/2 岸投手には本当にやられました。私パリーグはロッテファンでもある為、あのコントロールには完敗です。

    昨日は2軍2軍とコメントしましたが、私はやっぱり上田剛史選手の大ファンです。誰に何を言われようと応援してます。今日も内野安打でも懸命に走る彼のプレーがかっこ良かったし、直向きで誰より魅力に感じます。テレビで見れる姿が子供心のように嬉しいです。今は1日1安打ずつでいい、今日みたいに繋ぐ野球でチームに貢献して定着して欲しいです。 後ろには川端選手やバレンティン選手もいるから…
    内野安打でも四球でも何でもいい、出塁できたら持ち前の快足を活かして盗塁もどんどん挑戦して欲しいな。毎日がこれ程気になる楽しい日はありません。(嬉)

  2. FIYS より:

    > 野球好きさんへ

    上田選手への愛情が伝わってきます。潜在能力を考えるとまだまだこんなものではないと思います。身体能力を活かした華のあるプレーに期待したいですね。

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