昨日の勝ちがあったからこその逆転勝ち

ヤクルト6-5中日

昨日は9回に6点差を追いつき、逆転サヨナラ勝ちに繋げたのだが、その流れが今日のゲームにも残っていた。一旦は4点のリードを奪われたのだが、6回に青木の3ランと雄平の2ランで5点を奪い一気に試合をひっくり返してみせた。リリーフ陣も6回から秋吉ー梅野ー近藤ー石山とノーヒットリレーを見せ、チームを勝利に導くと共にプロ入り初登板となった高橋の負けを消してみせた。「ヤクルトも中日も下手な野球をやっているな。」と感じる2試合ではあるのだが、チームの雰囲気と勢いでヤクルトが上回ったという感じだろうか?

まずはプロ入り初登板初先発となった高橋から触れていきたい。龍谷大平安高校時代は、センバツで全国制覇を果たすなど名の知れた好左腕だった(複数投手で勝ち上がったため高橋1人の評価が高かったわけではないが…)。右足を大きく上げるフォームに特徴があり「古都のライアン」などと呼ばれていた。キレのいいストレートと変化球を操るよくまとまった投手だなという印象が残っている。プロ入り後は肩の故障に悩まされ2軍でも中々コンスタントに登板できない状態が続いていたのだが、今シーズンは2軍である程度投げれる状態を維持して、今日のプロ入り初登板に繋げてみせた。
高校時代に比べてストレート威力が格段に増しており、投球スタイルも高校時代とは違い、ストレートでがんがん押しまくる投球スタイルに変化していた。4回にビシエド、藤井にホームランを浴びるなど5点を失ってしまったのだが、しっかり5回まで投げきる事が出来たのは収穫である。球数が70球~80球に差し掛かった辺りで流石に少し球威が落ちてきたり、ボールをコントロール出来なくなってきていると感じる場面もあったが、初回から飛ばしながらも5回で102球を投げる事が出来たのは良かったことだと思う。コントロールもある程度はまとまっており、1軍で登板するだけの力を持っていることは証明してくれたと思う。後はフィジカルとスタミナである。昨シーズン日本ハムにトレードとなった杉浦はこの2つの課題がクリアできない状態にあり、その才能が未だに開花していない。高橋も肩の故障に苦しんだ過去があり、投げるスタミナと登板後の疲労度には不安が残る。一旦登録を抹消になるとのことで次回の登板がいつになるのか分からないのだが、次回の登板でも今日のような勢いのあるボールが投げられるかどうか?という部分が1つのポイントとなってきそうである。ボールの質自体は非常に良い物を持っていると感じた。

リリーフ陣はどの投手も疲れが溜まっていると思うのだが、今日は秋吉、梅野、近藤、石山とほぼ完璧な投球を披露してくれた。特に梅野、近藤、石山はここの所登板回数が増えているのだが、今日は3人共にボールに力があり、中日打線を力でねじ伏せてみせた。1点差での登板ということでどの投手も精神的なプレッシャーもあったと思うのだが、よく投げてくれた。まだまだ荒れ模様だった試合を見事に落ち着かせてくれた。リリーフとして最高の仕事をしてくれたのではないだろうか?

打線は2回に雄平のタイムリーで先制点を奪ったのだが、その後は中日先発小熊の前に抑え込まれてしまった。しかし6回に代打武内が内野安打で出塁するとそこから打線がつながった。坂口が四球を選び、0アウト1,2塁とチャンスを広げると続く青木が小熊の初球のストレートを完璧に捉える3ランホームランで1点差に詰め寄るとその後雄平に逆転2ランホームランが飛び出し、試合をひっくり返してみせた。
青木の3ランは狙い済ましたような完璧な打球でのホームランであり、青木の読みの鋭さと打撃技術の高さを存分に発揮した一打となったし、雄平の逆転2ランは雄平らしく低目のボール球にもしっかりコンタクトしてライトスタンドに運ぶバッテリー泣かせの一撃となった。昨日のゲームでも存在感を見せてくれた2人のベテランが今日のゲームでは大仕事を果たしてくれた。

ヤクルトも中日も正直なところ実力的にはトントンくらいだと感じるのだが、昨日のゲームの大逆転劇によって流れがヤクルトに傾いていたように感じるゲームとなった。決して強い勝ち方とは言えないのだが、今日もビッグイニングを作っての大逆転勝ちということでファンにとっては嬉しいゲームとなった。

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コメント

  1. sabo より:

    高橋は思っていたよりずっと良かったです。高校時代の投球映像とは印象が違うピッチングスタイルでしたが確実に良くなってますね
    ストレートの威力は頼もしかったし中々(ストレートの)制球も良いではないですか
    変化球についてはこれから極めていくとして将来のエースとして期待充分です(個人的にはフォークやチェンジアップのような回転数を減らす球よりスライダーやシンカーのような回転軸を変える変化球の方が向いてそうな気はします)

    梅野といい高橋といい現段階ではありますが想像以上の育成です。ここ最近のドラフトで高校生を取ったことはとりあえず成功かもしれませんね

  2. k より:

    そうですよね、昨夜の勢いの勝利ですよね。ただ、この内容では広島には勝てないでしょうね(中日が広島に五分の対戦成績なのは不思議なんですよね)
    高橋圭は左では珍しく高く振りかぶってるのを見ると面白い存在ですね(能見みたいに感じましたね)久しぶりにヤクルトの先発左腕で真っ直ぐで押せる投手が現れたかなと期待が膨らみましたね、左にはカットボールとスライダーが決め球になるので三振は取れてそんなに打たれないかなと、課題は右ですねクロスファイヤーあるのですがチェンジアップの制度が課題かなと、カーブで緩急をつけてフォークを覚えれば楽に右にも三振とれて楽に投球が出来そうと感じました(この手の投手はスタミナとフィジカルの問題はつきまとうのは否め無いですね)もう1回先発で見てみたいですね(広島か巨人あたりに投げてもらいたいですね)
    試合は平田不在が大きかったのでリリーフ陣が無安打と完璧に抑えこんだのが勝因でしたね。やはり秋吉がカギですかね、ここ数試合は投げミスも少なく制球が良くなっているので球威で押すのを止めて制球重視でいけば結果は出るかなと感じましたね。
    あと青木がチームの精神的支柱と打線のキーマンですね、昔に比べたらヤル気の波がなくなって常に前向きにプレーしてるので変わりましたよね、現状は山田が底ですが青木・山田が打ち出せば広島相手にも打ち負けないかなと思いますね。
    次はブキャナンですが、この4試合先発が試合を作れてないので成績よくない中5日がどう転ぶかですね(期待は出来ないかなと)相手は吉見ですが神宮では、あまりよくないのでヤクルト優勢ですかね(あと西浦6番は機能しないですね、彼は7番の方が結果がよいので6番は大引か宮本でいいかなと)

  3. 井野ファン より:

    現地で観てきました。高橋については、勝敗関係なく楽しみにしていました。長らく石川以外の左がローテに入れなかったので、今後ローテを奪う存在になることを期待します。

    青木、雄平のホームランはお見事でした。これが野球の醍醐味だと思いました。次は井野がホームランを打つと最高です。ホームランは贅沢でも、ヒーローインタビューを受けてもらいたいです。

  4. FIYS より:

    > saboさんへ

    右足を高く上げなくなりましたが、投球フォームのメカニック的な部分は変わっていないと感じました。しかし投球スタイルは変化しましたよね。これだけストレートで押せる高卒サウスポーと言うと村中まで遡りますかね?

  5. FIYS より:

    > kさんへ

    決して内容は良くないですよね。ちょっと気になります。

    高橋は今シーズンの内にもう一度は1軍のマウンドで見てみたいですね。魅力十分の投球でしたね。

  6. FIYS より:

    > 井野ファンさんへ

    現地観戦お疲れ様でした。

    井野のヒーローインタビューも今シーズン中に見られる可能性もあるのではないでしょうか?

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